グローバル・バリューチェーンの地政学

著者:猪俣 哲史【著】
出版社:日経BP

商品説明

内容説明

「価値」をめぐるパワーゲームの実相。



目次

第1章 地政学への接近
第2章 チョークポイントはどこにあるか
第3章 中国の驕り、米国の恐怖
第4章 米中デカップリングのゆくえ
第5章 戦術から戦略へ
第6章 GVCによる経済安全保障



著者等紹介

猪俣哲史[イノマタサトシ]
ジェトロ・アジア経済研究所海外研究員。1966年(昭和41年)生まれ。2020年〜経済協力開発機構(OECD)パリ本部客員研究員。国際産業連関学会前会長、国際産業連関学会誌Economic Systems Research編集委員。単著、『グローバル・バリューチェーン―新・南北問題へのまなざし―』、日本経済新聞出版、2019年。(毎日新聞社/アジア調査会主催「アジア・太平洋賞特別賞」受賞、大平正芳記念財団主催「大平正芳記念賞」受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

■複雑に張りめぐらされた国際分業ネットワークを、付加価値という視点から読み解くグローバル・バリューチェーン分析。OECD国際産業連関表など最新のデータをもとに、米中対立を中心とする近年の経済対立、経済安全保障問題を見通す。

■たとえば、シャツの生産において、ミラノのデザイナーがデザインを手がけ、それをもとにロンドンの職人が型紙を起こし、最後にダッカの工場で大量生産されるなど、生産工程は細かく切り分けられ、各工程は、その業務が最も効率よく行われている国へと移転されるようになった。
 輸送技術や情報通信技術の進歩、そして自由貿易を支える様々な制度の発展により生産システムは大きな変容を遂げている。

■このような国境を越えた生産分業についてその構造に目を向けると、資産や雇用機会、テクノロジーといった「経済的価値」の分配をめぐる国際的なパワーゲームが見えてくる。生産分業の構造は企業の力関係を反映しており、究極的にはこの力関係こそが、ゲームにおける価値配分の大きさと方向性を決めるからだ。グローバル・バリューチェーンの価値ネットワークの誕生は、安全保障の考え方に少なからず影響を及ぼしている。国際経済ネットワークの「かたち」と国家間のパワーバランスを、本書では読み解いていく。




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