内容説明
イタリア語とオペラに精通した著名な訳者による、新訳・決定版です。イタリア語と日本語が同時に目に入ってくる画期的な構成、オペラを聴きながら内容が理解できる工夫がされています。精読派も満足、語学のテキストとしても最適です。豊富な訳注も入れました。
著者等紹介
小瀬村幸子[コセムラサチコ]
東京外国語大学イタリア科卒業。同大学教務補佐官、桐朋学園大学音楽学部講師、昭和音楽大学教授、東京藝術大学非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
好評の「オペラ対訳ライブラリー」シリーズ最新刊(28冊目)。ヴェルディ最後の作。《オテッロ》と同じ小瀬村氏による定評ある訳。
「オペラ対訳ライブラリー」シリーズの1冊、《オテッロ》に引き続きシェイクスピアの原作(『ウィンザーの陽気な女房たち』)を題材に、アルリーゴ・ボーイト(オペラ《メフィストーフェレ》の作曲者)が台本を担当した、ヴェルディが作曲した最後の作品である。当シリーズの特徴である、実際に聴きながら今歌われている言葉の意味と、それがどう表現されているかを容易に把握できることをめざした逐次訳によっている。
・台本本文と対訳
・あらすじ
・登場人物一覧および舞台設定
・各ページに詳細な註
・あとがき
【著者紹介】
東京外国語大学イタリア科卒業。同大学教務補佐官、桐朋学園大学音楽学部講師、昭和音楽大学教授を歴任、現在東京藝術大学非常勤講師。訳書に、R.アッレーグリ『スカラ座の名歌手たち』(音楽之友社)、C.フェラーリ『美の女神イサドラ・ダンカン』(音楽之友社)、R.アッレーグリ『真実のマリア・カラス』(フリースペース)、同『カラスbyカラス』(音楽之友社)、同『音楽家が語る51の物語』(フリースペース)など、著書に『オペラ・アリア 発音と解釈』(音楽之友社)、『伝統のイタリア語発音』(東京藝術大学出版会)など。またシリーズ「オペラ対訳ライブラリー」(音楽之友社)には『プッチーニ トゥーランドット』『プッチーニ ラ・ボエーム』『ヴェルディ リゴレット』『ヴェルディ イル・トロヴァトーレ』『ヴェルディ アイーダ』『モーツァルト フィガロの結婚』『モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ』『モーツァルト ドン・ジョヴァンニ』『プッチーニ ラ・ボエーム』『マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナ/レオンカヴァッロ 道化師』『ヴェルディ オテッロ』がある。