内容説明
クライバー、バレンボイム、メータ、フリードリヒ、ベジャール…天才たちが偉大なる芸術を生み出す瞬間を見続けてきた辣腕プロデューサーの約60年。
目次
Prologue マエストロ、ようこそ(晩年のクライバーとの交流;オーケストラの魔術師たち)
1 来日オペラ黎明期〜文化が根付くまで(究極のオペラ探る旅路へ―名門歌劇場の初来日ラッシュ;巨大な山嶺、ワーグナーに挑む)
2 来日オペラ最盛期(個性を競い合う名門歌劇場;20世紀掉尾を飾るオペラの饗宴;世紀の変わり目 オペラの新時代)
Epilogue 私の修業時代・オペラへの道 次代への思い(演劇への道 裏方の修業時代;舞踊への道 バレエに魅せられて;美学と感動の伝承―第二の人生始まる)
著者等紹介
広渡勲[ヒロワタリイサオ]
音楽プロデューサー、演出家。1940年福岡市生まれ。早稲田大学第一文学部卒(演劇専修)。東宝演劇部を経て70年ジャパン・アート・スタッフに移籍。日本舞台芸術振興会(NBS)及び傘下の東京バレエ団の制作プロデューサーとして世界の主要歌劇場やバレエ団を招聘し、総合プロデューサーとして活躍。2000年仏政府から芸術文化勲賞シュヴァリエ叙勲。2002年NBS退社後、昭和音楽大学教授就任(2011年より客員教授)。福岡文化財団理事
上坂樹[コウサカシゲル]
1950年、山口県周南市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、朝日新聞社に入社。支局、整理部を経て、学芸部で長らくクラシック音楽、舞踊を担当。現在、朝日カルチャーセンター千葉でエッセイ教室の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)