内容説明
和音の世界へようこそ!歌いながら、弾きながら、聴きながら、一歩ずつ和音をマスターしていきませんか?
目次
入門ステージ 和音を理解して味わう手順(和音を認識するためのステップ;和音を要約する ほか)
第1ステージ 三和音(長三和音・短三和音;三和音の和音数字 ほか)
第2ステージ 和音外音(和音外音の概説;経過音、刺しゅう音 ほか)
第3ステージ 七の和音(七の和音の概説;七の和音の和音数字 ほか)
著者等紹介
市川景之[イチカワカゲユキ]
1993年東京藝術大学作曲科卒業後、パリ国立高等音楽院に学び、高等和声法、対位法、フーガとソナタ、管弦楽法の各科を一等賞にて修了。エコールノルマル音楽院室内楽科(歌曲ピアノ)修了。1999年帰国。北村昭、島岡譲、永冨正之、佐藤眞、野平多美の各氏、フランスではJ.C.レイノー(和声)、J.C.アンリ(対位法)、T.エスケッシュ(フーガ)、M.ビッチュ(アナリーゼ)に師事。国立音楽大学客員准教授、東京藝術大学、洗足学園音楽大学、桐朋学園大学の非常勤講師を務める(ソルフェージュとエクリチュールの両分野)。またフランス歌曲のピアニストや解釈指導者としても活躍。日本ソルフェージュ研究協議会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
和音の世界へようこそ! 歌いながら、弾きながら、聴きながら、一歩ずつ和音をマスターしていきませんか?
和音について楽典で習ったけれど「音の響きとしてはっきりとは捉えられていないな」「実際に演奏には活かせていないな」と感じている人、そしてもちろん和音や和声が好きな人に向けて、著者が音大などで25年以上教えているメソッドをまとめた1冊。
和音を「分散和音」として声に出してうたうことで、それぞれの響きや他の和音とのニュアンスの差など認識し、アウトプットしていく。いわば「楽典の実技版」。
和音を認識するツール「和音数字」や「コードネーム」を用いながら、三和音、和音外音(非和声音)、七の和音を実習。
104の実習問題があり、実習の解答と本篇の一部の譜例は、音源ダウンロード付き。
(本書は『歌って・弾いて・書いて学ぶ和音唱』(音楽之友社、2018年)を再構成・加筆修正し、実習の解答や音源をつけたものです。)