マルクス自身の手による資本論入門

著者:モスト,ヨハン【原著】〈Most,Johann〉/マルクス,カール【加筆・改訂】〈Marx,Karl〉/大谷 禎之介【訳】
出版社:大月書店

商品説明

内容説明

生前、マルクス自身が改訂・加筆をおこなった唯一の『資本論』の入門・解説書。1873年、ドイツ社会民主労働者党の活動家モストは、獄中で『資本論』第一巻を抜粋しながら平易化した『資本と労働―カール・マルクス著『資本論』のわかるダイジェスト』をつくった。1875年、同党の指導者リープクネヒトは、マルクスにこの本の改訂を依頼。これをうけてマルクスは、労働者たちにも理解しやすいよう『資本論』引用部分の書きかえや、多くの書き下ろしを加え、大幅な改訂を行なった。こうして刊行された第二版が本書のもととなっており、マルクス自身が『資本論』の要点をより広い読者へ向けて説明した類例のない入門・解説書である。『資本論』引用部分もすべて新訳、わかりやすい解説を加えた「『資本論』入門」の決定版。



目次

商品と貨幣
資本と労働
資本主義的生産の基礎
労働日
協業と分業
大工業
工場制度発展の諸結果
労賃
資本の再生産過程と蓄積過程
資本主義的人口法則
資本主義的過剰人口のさまざまの形態―大衆の窮乏
現代の資本の起源



著者等紹介

モスト,ヨハン[モスト,ヨハン][Most,Johann]
1846‐1906。1871年、25歳でドイツ社会民主労働者党に入党、熱心な宣伝・煽動の活動家として活動。72年に激しい反戦デモンストレーションを組織して逮捕され、獄中で、『資本論』第一巻を抜粋しながら平易化した『資本と労働―カール・マルクス著『資本論』のわかるダイジェスト』をつくった

マルクス,カール[マルクス,カール][Marx,Karl]
1818‐1883

大谷禎之介[オオタニテイノスケ]
1934年生まれ。法政大学名誉教授。経済学博士。国際マルクス=エンゲルス財団編集委員、同財団日本MEGA編集委員会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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