内容説明
看護師であり弁護士である著者がやさしく伝える。臨床で役立つ法的知識と裁判例の読み方・活かし方。
目次
第1章 看護師として知っておきたい法的知識(もし医療事故が発生したら―看護師が負う可能性がある法的責任;看護業務における「過失」(注意義務違反)とは?
看護師の過失の有無の判断基準となる「看護水準」)
第2章 看護師の業務を確認しましょう(保健師助産師看護師法で規定されている看護師の業務;療養上の世話;診療の補助)
第3章 看護記録はなぜ重要なのか(「看護記録」とは?;裁判において看護記録が重視される理由;看護記録が役立った裁判例;裁判で問題となった看護記録)
第4章 裁判例から考える適切な看護ケアと看護記録(転倒に関する裁判例;転落に関する裁判例;身体抑制に関する裁判例;褥瘡に関する裁判例;誤嚥に関する裁判例;注射に関する裁判例;術後の経過観察に関する裁判例;アラームへの対応に関する裁判例;看護師の説明義務違反に関する裁判例)
第5章 あなたの看護記録をチェックしてみましょう(よい看護記録・わるい看護記録;医療事故発生時の記録のポイント)
著者等紹介
友納理緒[トモノウリオ]
2003年東京医科歯科大学医学部保健衛生学科卒業(看護師、保健師免許取得)。2005年東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科博士前期課程修了。医療現場を経験するなかで、医療事故が発生した時に医療者の力になりたいと考え、弁護士を志し、早稲田大学大学院法務研究科に進学。2008年早稲田大学大学院法務研究科修了。2011年弁護士登録(第二東京弁護士会)。2014年土肥法律事務所設立。衆議院議員政策担当秘書に就任(2016年まで)。2015年公益社団法人日本看護科学学会研究倫理審査委員会委員に就任。2019年一般社団法人日本看護学校協議会共済会顧問弁護士に就任。2020年公益社団法人日本看護協会参与に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)