嚥下障害ナーシング - フィジカルアセスメントから嚥下訓練へ

出版社内容情報

《内容》　摂食嚥下障害に関するリハビリテーションは、治療の進歩や高齢者の増加とともに、今日ますます必要かつ重要な課題です。本書は、多くの専門職の研究成果が生かされた、最新最強の根拠に基づく看護の手引書です。本書により、嚥下障害に関する的確な観察とアセスメントを学び、嚥下訓練を正しく理解し、実施できる専門職看護を目指してください。　　　　《目次》　目次まえがき…iii第1章 看護に必要な基礎知識第1項　看護の役割…21　看護が対象とする領域…22　チームアプローチにおける看護の専門性…33　看護における目標…4第2項　嚥下障害に関する看護診断…61　看護診断：摂食セルフケアの不足…72　看護診断：嚥下障害…73　看護診断：栄養摂取の変調(必要量以下)…84　看護診断：体液量の不足のリスク状態…85　看護診断：誤嚥のリスク状態…86　看護診断：感染のリスク状態…97　看護診断：窒息のリスク状態…9第3項　正常な嚥下…101　嚥下に関連する解剖生理…102　正常嚥下のしくみ…16第4項　嚥下障害…221　嚥下障害の診断に用いられる検査…222　嚥下障害の主な病態…22第2章 嚥下機能へ影響する要因第1項　脳血管障害による嚥下機能への影響…301　病態による影響…302　意識レベル低下による影響…323　発症からの病状経過による影響…33第2項　口腔・咽頭癌手術による嚥下機能への影響…341　口腔・咽頭癌による嚥下障害の概要…342　口腔・咽頭癌の手術後の嚥下障害の特徴…353　病態を理解するために必要な口腔・咽頭癌手術の基礎知識…354　術後嚥下障害の病態を理解する…38第3項　加齢による嚥下機能への影響…421　高齢者における嚥下の問題…422　準備期・口腔期への影響…433　咽頭期への影響…434　生活による影響…45第4項　気管切開による嚥下機能への影響…461　利点…462　欠点…463　カニューレの選択…47第3章 嚥下障害のフィジカルアセスメント第1項　患者・家族から得る一般的情報…54第2項　患者・家族から得る主観的情報…561　準備期・口腔期に関連する質問…562　咽頭期に関連する質問…583　食道期に関連する質問…604　全身状態に関連する質問…60第3項　視て・触れて・聴いて得る客観的情報…621　顔貌…622　会話…643　口唇…654　顎関節・口腔内…655　舌…676　軟口蓋…677　前口蓋弓…688　口腔内知覚…689　喉頭…6910　全身状態…69第4項　情報からのアセスメント…741　嚥下障害の病態の復習…742　嚥下障害に関する情報と嚥下訓練…75第4章 嚥下訓練第1項　基礎的訓練…821　口腔内保清…832　Think Swallow(嚥下の意識化)…863　アイスマッサージ…884　頸部・肩部の運動…905　顎の運動…936　頬の運動…957　口唇の運動…968　舌の運動…989　構音訓練…10210　ブローイング…10411　声門内転訓練…10612　声門上嚥下(息こらえ嚥下)…10813　口腔ネラトン法(間欠的口腔食道経管栄養法(OE 法))…110第2項　代償的訓練…1121　食物形態による代償…1132　体位による代償：体幹姿勢による代償…1151) 30〜60度仰臥位…1152) 患側を上に、健側を下にした側臥位…1163　体位による代償：頸部姿勢による代償…1171) 頸部前屈位…1172) 頸部後屈位…1193) 頸部回旋位…1204) 頸部側屈位…1225) 下顎突出位…123第5章 看護の展開第1項　脳血管障害患者への嚥下障害の看護…1281　脳血管障害発症から呼吸状態安定までの援助…1292　呼吸状態安定から嚥下反射の回復を確認するまでの援助…1293　嚥下反射を確認した後の援助…1294　嚥下反射を確認できないときの援助…130第2項　舌癌患者の術後嚥下障害に対する看護…1311　遊離皮弁が生着するまでの看護…1312　遊離皮弁生着後における嚥下障害の看護…136索引…140