内容説明
エビデンスから、多様な疾患・病期・ケアの場における実践までをカバー。「患者との話し合いの手引き」など、明日から使えるコミュニケーションスキルを丁寧に解説。推進派・懐疑派の両論からACPの本質に迫る。
目次
第1章 ACPとは何か(ACPとは何か;ACPにおける課題と展望)
第2章 ACPの方法(「生きる」力を支える患者中心の話し合い;話し合いの手引き;「生きる」力を支える―ACPの鍵)
第3章 ACPを実践する(疾患編;領域編)
第4章 よりよいACPを実践するために(面会制限や限られた時間の中でのACPの工夫;ACPにおけるコミュニケーションスキルと代表的なツール ほか)
著者等紹介
竹之内沙弥香[タケノウチサヤカ]
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻先端基盤看護科学講座看護倫理学分野准教授。2006年京都大学大学院医学研究科専門職学位課程社会健康医学系専攻修了。博士(社会健康医学)。日米でがん看護およびホスピス・緩和ケアに従事。2004年に帰国後は京都大学大学院医療倫理学分野の博士課程で学び、2010年より同大の助教として卒前教育や臨床倫理教育に携わる。また、米国ELNEC(End‐of‐Life Nursing Education Consortium)が提供する看護師のための緩和ケア救育プログラムを日本に導入した。2019年より現職。日本緩和医療学会理事。American Academy of Nursingのフェロー(FAAN)
森雅紀[モリマサノリ]
聖隷三方原病院緩和支持治療科部長。2002年京都大学医学部卒業。沖縄県立中部病院での内科研修後、米国に臨床留学。ベス・イスラエル・メディカルセンターにて内科、MDアンダーソンがんセンターにて緩和ケア、バーモント大学にて血液・腫瘍内科の研修を行う。2011年に帰国後は緩和ケアチームを中心に活動。2011年聖隷浜松病院緩和医療科を経て、2021年より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本緩和医療学会緩和医療指導医。Journal of Pain and Symptom Management, Journal of Palliative Medicineの編集委員(editorial board)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)