実践!病を引き受けられない糖尿病患者さんのケア

著者:石井均
出版社:医学書院

商品説明

出版社内容情報

私たちは、病を引き受けられない患者さんのことも、ずっと診ていきます。
多くの糖尿病患者は、「治らない」「あまり症状が出ない」ことからなかなか治療へのモチベーションを保てない。そして、このような患者(病を引き受けられない患者さん)の心理を理解することは必須であるが難しい。そこで本書では、『糖尿病診療マスター』誌に掲載された論文の中から実際の“糖尿病患者の心理”を分かりやすく解説したものを厳選して収載。教科書的なテキストには書かれていない現実的な実践書としてまとめた。

目次
まえがき

第1章 病を引き受けられない糖尿病患者さん
 糖尿病という病を引き受けるということ
 糖尿病者のこころを見立てる
 治療を中断してしまう患者の思い
 医療者が変われば,患者も変わる
 [コラム]病を引き受けられない人々のケア─聴く力,続ける力,待つ力

第2章 〔ケース別〕診療現場で支える糖尿病患者の“こころ”
 [座談会]糖尿病の壁─何を聞き出し,いかに伝える
 「食事療法はいりません」と言う糖尿病歴30年の患者
 SGLT2阻害薬が行動変容のきっかけとなった患者
 インスリン注射を拒否する患者
 自己管理できない患者─セルフケアツール利用の落とし穴
 他科へのコンサルテーションを拒む患者
 透析導入で「どうしていいかわからない」と挫折する患者
 1型糖尿病の女子中学生
 [コラム]簡単にわかったような気になる言葉こそが難しい

第3章 “こころ”を支えるために役立つ知識とツール
 糖尿病者の“こころ”を支えるということ
 アドヒアランス─医療者の提案が実行に結び付くために
 心理療法─その人を理解「していく」ことで起こる変化
 変化ステージモデル─時間の経過のなかで起こる変化の過程
 コーチング─その人が望むところまで送り届ける
 症例検討会─当事者だけでは気付きにくい視点がある
 医療学研究会─患者と関わるためのヒントが見つかる
 [コラム]糖尿病に処する道

第4章 症例検討―患者も医療者も支える物語
 [症例1]「無理」「できない」「困っていない」と言い続ける40代男性
 [コラム]糖尿病─症例検討の意義
 [症例2]水分制限できない透析患者と途方に暮れるスタッフ
 [コラム]思い出すことなど

第5章 明日から病を引き受けられるわけではないけれども……
 それが糖尿病医療学
 日常診療における糖尿病医療学の実践
 医学と患者と医療者をつなぎ,支える
 [コラム]「科学の知」と「臨床の知」

あとがき
さくいん




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