内容説明
1日に3万人が訪れる人気ブログ「ねずさんのひとりごと」著者が解き明かす日本人が知らない日本の知性と精神性。
目次
第1章 天皇という奇跡を持つ日本(天皇が目指した日本の国柄―大和には村山あれととりよろふうまし国そやまとの国は(舒明天皇)
豊かな国とはどのような国か―香具山は畝傍を愛しと耳成と相争ひき(中大兄皇子) ほか)
第2章 日本人の深い愛とは(全身全霊を込めて夫を愛した皇后陛下―君が行き日長くなりぬ山尋ね迎へか行かむ待ちにか待たむ(磐媛皇后)
どこまでも国の平穏を願う―磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた帰り見む(有間皇子) ほか)
第3章 国を護り国を想う(いまも続く防人たちの想い―初春は令き月にして気も淑くて風和み梅は鏡前の粉を披く(令和の歌)
夫の偉業を受け継ぐ決意―燃ゆる火も取りて包みて袋には入ると言はずや面智男雲(持統天皇) ほか)
第4章 民衆こそが宝、豊かで教養ある日本(女性の教養と施政者の心―ますらおと念へる吾や水茎の水城の上に涙拭はむ(児嶋と大伴旅人)
日本は古来男女が対等な国―我が背子は物な思ひそ事しあらば火にも水にも我れなけなくに(安倍女郎) ほか)
著者等紹介
小名木善行[オナギゼンコウ]
昭和31年生まれ。国史啓蒙家。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
古典研究を通して日本論、日本人論が人気のねずさんによる、万葉集論。万葉の心がわかれば、本当の日本が見えてくる!