内容説明
どんな授業をすれば、あの子が夢中になって学ぶのか―。夢中とは、活動そのものが楽しいという次元ではなく、知的な楽しさを味わいながら物事を追い求めている様です。この問いを追究する先には必ず「探究」という言葉があります。本書では、小学校理科における探究的な学びのつくり方を、授業デザインという視点でまとめ、ベースとなる考え方と実践アイデアを掲載しました。
目次
1章 理科と探究
2章 探究的な学びのつくり方―理論編
3章 探究的な学びのつくり方―実践編
4章 学年別 探究的な学びの授業アイデア
5章 探究的な学びの授業デザイン
6章 科学コンテストのすすめ
7章 理科と探究Q&A
著者等紹介
吉金佳能[ヨシカネカノウ]
宝仙学園小学校教諭。1983年茨城県生まれ。同校の理科専科、ICT教育研究部主任。現在は、東京私立初等学校協会理科研究部主任も務める。「教育は人間づくりであり、その一環としての理科教育」を教育信条とする。同校の2代目校長であり、理科教育の大家でもある栗山重氏の「教えてはいけない、学ばせてもいけない、学びを支援することが教育だ」へ挑み、子どもが夢中になる学びを追究する実践家。目指す授業は「鳥人間コンテスト」。「教育×ICT」をテーマとした私立小学校のコミュニティ「192Cafe(いちきゅうにカフェ)」を立ち上げるなど、教育現場のICT推進にも尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日常授業に探究的なプロセスを!理科における探究的な学びの授業デザインについて、中心となる問いや活動づくり、表現活動から学習評価・振り返りまでを丁寧に解説しました。悩みに応えるQ&A、学年別・単元別の探究的な学びの授業アイデアも豊富に収録した必携の書。