内容説明
著者が実践した授業だけでなく、経験豊かで高い専門性をもつ先生方の実践も合わせ、30の多様な事例をもとに、中学校数学科におけるユニバーサルデザインの授業づくりを提案。Chapter1では、授業のユニバーサルデザイン(授業UD)や学びのユニバーサルデザイン(UDL)、生徒の学びを支えるための配慮事項を概観。学校教育におけるユニバーサルデザインや生徒の実態把握のポイントなど、一連の内容がわかる。またChapter2では、「箱ひげ図」など、新学習指導要領で扱われる内容も取り上げつつ、個々に違いをもったすべての子どもたちに、その数学の本質をつかませるための数学的活動をどのように実現していくのかを、個々の実践事例をもとに考える。
目次
1 生徒の学びを支えるために授業をデザインしよう!(生徒の学びを支えるためのユニバーサルデザインとは;生徒の学びを支えるための配慮事項は何だろう?)
2 ユニバーサルデザインの授業プラン30(1年(数と式/正の数と負の数 負の余りって本当にあるの?;数と式/素因数分解 できないことでできること ほか)
2年(数と式/文字を用いた式 どうやって当てているのだろう?;数と式/連立方程式 シュートの本数は何本? ほか)
3年(数と式/式の計算 石飛びゲームの最小手数の秘密;数と式/平方根 平方根で表される数の特徴を考えよう ほか))
著者等紹介
北島茂樹[キタジマシゲキ]
明星大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)