“一億特攻”への道―特攻隊員４０００人　生と死の記録

内容説明

誰が、なぜ選ばれたのか？極秘資料が明かした選別の実態。１５年に及ぶ取材で隊員約４０００人の本籍地や経歴を徹底調査。浮かび上がってきたのは、選別の実態と隊員たちの心情、そして当時の日本人の特攻への熱狂―「一億特攻」の真実に迫る。大反響を呼んだＮＨＫスペシャル（芸術選奨受賞）を書籍化。

目次

序章　４０００人マップの誕生
第１章　故郷の熱狂〜発掘資料「大君の楯」
第２章　隊員たちの最期〜米軍映像がとらえた真実
第３章　家族に届いた遺書〜海上自衛隊　教育参考館　近江一郎資料
第４章　「熱望」「望」「否」〜国立公文書館　特攻志願者名簿
第５章　そして“一億特攻”へ〜終戦の最後の日まで
終章

著者等紹介

大島隆之［オオシマタカユキ］
１９７９年、東京都生まれ。東京大学文学部歴史文化学科卒業。２００２年よりＮＨＫエンタープライズ・ディレクター。戦争や災害をテーマとしたドキュメンタリー番組を中心に制作。１５年に及ぶ取材を基にしたＮＨＫスペシャル『“一億特攻”への道〜隊員４０００人生と死の記録〜』（２０２４年８月１７日放送）で２０２４年度芸術選奨新人賞、２０２４年度ギャラクシー賞選奨を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

出版社内容情報

【目次】