内容説明
国債から為替、暗号通貨まで。そういうことだったのか!あらゆるモノやサービスを単一の尺度に変換し、時空を超えて価値を貯蔵する―お金こそが人類の繁栄の鍵となったが、同時に金融危機などの大惨事をも引き起こしてきた。「貨幣の力」を正しく理解し、使いこなすには?知日派エコノミストによる、常識をくつがえす貨幣入門。
目次
第一章 貨幣の創造―強力なパートナーシップ
第二章 国債の力
第三章 中央銀行の力
第四章 量的緩和の力
第五章 不平等(と富)を生み出す貨幣の力
第六章 大惨事をもたらす貨幣の力
第七章 ユーロの愚行
第八章 国際通貨の力
第九章 暗号通貨の破壊的力
著者等紹介
シェアード,ポール[シェアード,ポール] [Sheard,Paul]
1954年生まれ。エコノミスト。モナシュ大学卒業後、オーストラリア国立大学にて経済学修士および博士号取得。専門は日本経済および企業組織論。ハーバード大学ケネディスクールのモサバル・ラフマニ・ビジネス・政府センターにてリサーチ・フェローおよびシニア・フェローを務めたほか、S&Pグローバル副会長、リーマン・ブラザーズ、野村證券、S&Pレーティング・サービス等のチーフ・エコノミストを歴任。オーストラリア、日本、アメリカの大学で教鞭をとり、日本政府の経済審議会委員(橋本龍太郎首相、小渕恵三首相による任命)や経済産業研究所の分科会委員、オリックス社の社外取締役なども務めた。2025年4月からSOMPOグループCEO付エグゼクティブアドバイザー
藤井清美[フジイキヨミ]
翻訳家。京都大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
あらゆるモノやサービスを単一の尺度に変換し、時空を超えて価値を貯蔵する――お金こそが人類の繁栄の鍵となったが、同時に金融危機などの大惨事をも引き起こしてきた。「貨幣の力」を正しく理解し、使いこなすには? 日本経済に精通したエコノミストが説く
【目次】