商品説明内容説明
2003年の夏、家族とともに韓国からオーストラリアにやってきた「ぼく」。言葉の壁、異なる文化。自分の意見をうまく伝えられない「ぼく」を救ったのは、ディベートだった。相手の話を聞き、問題を見つけ、主張を組み立て、真摯に反論する。その魅力に取りつかれた「ぼく」はディベートを通じて自らの言葉を取り戻し、やがて世界大会の大舞台へと駆け上がっていく―社会の分断が進む現代で最も必要とされているもの、それは「聞く力」だ。語るよりも先に「聞く」ことからはじめなければならない。競技ディベートの世界大会を二度制覇し、ハーヴァード大のディベートチームのコーチも務めた著者が自らの経験から導き出す、よりよい対話をつくりあげるための姿勢とスキルのすべて。
目次
第1章 論題―議論を見つける
第2章 立論―主張する
第3章 反駁―言い返す
第4章 修辞法―人を動かす
第5章 沈黙―議論すべきときを知る
第6章 自衛―いじめっ子を倒す
第7章 教育―人を育てる
第8章 人間関係―戦って良い関係を保つ
第9章 テクノロジー―未来のディベート
著者等紹介
ソ,ボー[ソ,ボー] [Seo,Bo]
1994年生まれ、韓国系オーストラリア人のジャーナリスト、作家、ディベーター。オーストラリア代表チームとハーヴァード大学ディベーティング・ユニオンの元コーチ。2013年にWSDC(世界学校ディベート選手権)で、2016年にはWUDC(世界大学ディベート選手権)で優勝。清華大学で公共政策の修士号を取得。現在は“オーストラリアン・フィナンシャル・レヴュー”の記者をしながら、“ニューヨーク・タイムズ”や“アトランティック”などさまざまな媒体に記事を寄稿している
川添節子[カワゾエセツコ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
すべての議論は、最初に適切な論題を設定することから始まる。そして、自分と異なる意見をなによりも傾聴しなければならない――競技ディベート学生世界大会のチャンピオンに二度輝いた著者が自らの半生とともに綴る、よりよい対話をつくるための秘訣のすべて。
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