内容説明
「語り聞かせ」は、人類に生来備わる技能であり、健康で適応力のある子どもを育てるための、時代を超えた子育てツールです。物語は、子どもが自分の感情をコントロールしたり、他人に共感したり、複雑な世界を理解するのを助けてくれます。もっと重要なのは、お話が、語り手と聞き手の間に強い絆を育み、親子の間に親密さと信頼を築くということです。本書は、だれでも「語り聞かせ」のエキスパートになれる、驚くほどシンプルな方法を紹介します。両親、祖父母、教育者、子どもとかかわるすべての人にとっての必読書です。
目次
第1章 お話の環
第2章 ありのままで
第3章 シンプルに、幼いうちから始めよう
第4章 習慣にする
第5章 お話づくりの基本
第6章 なぐさめるときに
第7章 教えるときに
第8章 家族のために
第9章 おわりに
著者等紹介
ウエスト,シルカ・ローズ[ウエスト,シルカローズ] [West,Silke Rose]
30年以上にわたり、ヴァルドルフ(シュタイナー)教育幼稚園の教師を務める。1995年にタオス・ヴァルドルフ・スクールを共同設立し、2015年にはニューメキシコ州北部初の森の幼稚園、タオス・アース・チルドレンを創設。人形劇や語り聞かせに定評があり、全国の親、教師、学校にコンサルティングを行っている
サロシー,ジョセフ[サロシー,ジョセフ] [Sarosy,Joseph]
教師。小学1〜3年生を対象にした野外学校、ジュニパー・スクールを創設。男性向けの育児雑誌「ファーザーリー」に寄稿するライターでもある。2018年、全米の特筆すべき父親にスポットを当てる「#greatdad campaign」を企画した。ブログ「The Storytelling Loop」は、世界中で7万人以上に読まれている
中尾ゆかり[ナカオユカリ]
翻訳家。西南学院大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「ねえ、お話して」とせがむとき、子どもが求めているのはあなたとのつながり。
大事なのは、だれかがつくった完璧なストーリーをどう語るかではなく、自分だけのお話をつくって伝えること。それが子どもとの絆を強くする魔法の語り聞かせ。それは、じつは簡単なことだ。なぜなら語ることと聞くことは大昔から人間の得意技で、人はみな「語り部」の素養を持っているのだから。
おとなになって人間関係に問題を抱える人の多くは、子ども時代に健全な親子の愛着関係が築かれていないという。愛着関係を構築する最良の方法は「語り聞かせ」だ。霊長類の研究で著名なジェーン・グドール博士絶賛。
幼稚園教諭が自費出版した本が、全米の教育者や親たちの間で話題になり、ベストセラーになった、類のない語り聞かせの本。
第1章 お話の環
第2章 ありのままで
第3章 シンプルに、幼いうちから始めよう
第4章 習慣にする
第5章 お話づくりの基本
第6章 なぐさめるときに
第7章 教えるときに
第8章 家族のために
第9章 おわりに