内容説明
DNAから利他行動、文化まで―「生物としてのヒト」という視点で心・からだ・行動の適応を読み解くロングセラー。22年ぶりの大改訂。新たに共著者を迎え、ゲノム化学・化石人類学を中心とした研究の進展に対応。ヒトの生活史・進化心理学の方法論・文化進化に関しても新章を設け、内容を刷新。
目次
1 進化とは何か(人間の本性の探求;古典的な進化学;現代の分子進化学;「種の保存」の誤り)
2 生物としてのヒト(霊長類の進化;人類の進化;ヒトの生活史戦略;血縁淘汰と家族 ほか)
3 心と行動の進化(ヒトの心の進化へのアプローチ;ヒトにおける文化の重要性)
著者等紹介
長谷川寿一[ハセガワトシカズ]
1952年神奈川県生まれ。1984年東京大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学。文学博士。専門は動物行動学、進化心理学。現在、東京大学名誉教授
長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
1952年東京都生まれ。1983年東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程単位取得退学。理学博士。専門は行動生態学、自然人類学。現在、総合研究大学院大学学長
大槻久[オオツキヒサシ]
1979年福島県生まれ。2006年九州大学大学院理学府生物科学専攻博士課程修了。理学博士。専門は数理生物学。現在、総合研究大学院大学先導科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「人間とは何か」という問いに「進化」という側面から光を当て、生物としてのヒトという視点で行動や心理をとらえたロングセラー・テキストの全面改訂第2版! 新たに共著者を迎え、分子生物学・化石人類学を含む研究の進展に対応し、生活史・進化心理学の研究法・文化進化について章を設けるなど、内容を刷新。