資本主義日本の歴史構造

著者:石井 寛治【著】
出版社:東京大学出版会

商品説明

目次

第1部 開港への商人的対応と日本型産業革命の展開―「独立」から「支配」への道(世界市場への編入と商人的対応;外資排除下の企業勃興;技術移転と資本形成の特徴;賃労働者の増加と地域経済の変容;近代天皇制の歴史的位相)
第2部 第一次世界大戦以降の経済の「高度化」構想―「支配」から「敗北」への道(第一次世界大戦とそのインパクト;「軍縮時代」のブルジョアジーと軍部;昭和恐慌における階層別打撃;重化学工業化の限界と日中戦争;アジア太平洋戦争下の経済構造の変容)
第3部 戦後改革を基礎とする経済の高成長とその終焉―「改革」から「従属」への道(政治・経済改革と経済復興;長期的高成長による大衆消費社会化;「産業国家」日本の社会と政治;冷戦体制の崩壊と日本経済の挫折;ポスト冷戦体制下の日本経済の課題;普遍的価値にもとづく独立・平和の日本へ;戦後歴史学と世界史―基本法則論から世界システム論へ;個別的価値から普遍的価値へ―東アジアを中心とする国際関係の歴史的基礎)



著者等紹介

石井寛治[イシイカンジ]
1938年東京に生れる。1960年東京大学経済学部卒業。東京大学教授、東京経済大学教授を経て、東京大学名誉教授、日本学士院会員、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

幕末開港から150年、日本が世界と対峙し、辿ってきた歴史的軌跡を描き出す。日本経済史研究の碩学による待望の書き下ろし。

世界史のなかの日本は,いかなる歴史構造で切り拓かれてきたのか.幕末開港から現代にいたる日本が世界と対峙し,辿ってきた歴史的画期を問題史的に叙述する書き下ろし.社会経済におよぶ全体的構造と150年という長期的視座によって描き出される日本社会があゆんできた近現代史.

序 章 資本主義日本の世界史的位置

第一部 開港への商人的対応と日本型産業革命の展開――「独立」から「支配」への道
 第一章 世界市場への編入と商人的対応
 第二章 外資排除下の企業勃興
 第三章 技術移転と資本形成の特徴
 第四章 賃労働者の増加と地域経済の変容
 第五章 近代天皇制の歴史的位相

第二部 第一次世界大戦以降の経済の「高度化」構想――「支配」から「敗北」への道
 第六章 第一次世界大戦とそのインパクト
 第七章 軍縮時代のブルジョアジーと軍部
 第八章 昭和恐慌における階層別打撃
 第九章 重化学工業化の限界と日中戦争
 第一〇章 アジア太平洋戦争下の経済構造の変容

第三部 戦後改革を基礎とする経済の高成長とその終焉――「改革」から「従属」への道
 第一一章 政治・経済改革と経済復興
 第一二章 長期的高成長による大衆消費社会化
 第一三章 「産業国家」日本の社会と政治
 第一四章 冷戦体制の崩壊と日本経済の挫折
 第一五章 ポスト冷戦体制下の日本経済の課題      
 終 章 普遍的価値にもとづく独立・平和の日本へ
 
付論1 戦後歴史学と世界史――基本法則論から世界システム論へ
付論2 個別的価値から普遍的価値へ――東アジアを中心とする国際関係の歴史的基礎

【著者紹介】
石井 寛治
石井寛治:東京大学名誉教授




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