内容説明
現代統治システムにおける行政・地方自治とは!利益・制度・イデオロギーという基本視角から行政・地方自治を国家と社会の関係において分析する。
目次
序章 国家と社会
第1章 国家と社会の関係における行政・地方自治
第2章 現代統治構造における「地方」
第3章 地方自治をめぐる規範理論
第4章 政府間関係
第5章 福祉と地方自治
第6章 分権をめぐる動態学
著者等紹介
秋月謙吾[アキズキケンゴ]
1962年兵庫県に生れる。1985年京都大学法学部卒業。現在京都大学法学研究科教授。主要業績は、「非ルーティン型政策と政府間関係」『法学論叢』123巻3、4、5、6号、124巻2号(1988年)。「地方制度改革分析に向けての一序説」『法学論叢』140巻1・2号(1996年)。『変化をどう説明するか 地方自治編』(共編、本鐸社、2000年)
出版社内容情報
大きく変容する現代国家の統治システムをいかに捉えるか.政府組織間の関係,分権のダイナミズム,福祉と地方自治との関係などの分析を通して,国家と社会の関係において地方自治を理論的に把握するとともに,「行政とは何か」という包括的課題に接近する.