内容説明
「御威光」の支配から文明開化まで―何が起きたのか。江戸から明治半ばの日本へと遡航し、政治をめぐる思想を斬新な視点で描き出す。歴史を知る楽しみに満ちた、刺激的なタイム・トリップ。
目次
本書への招待
「中華」の政治思想―儒学
武士たちの悩み
「御威光」の構造―徳川政治体制
「家職国家」と「立身出世」
魅力的な危険思想―儒学の摂取と軋轢
隣国の正統―朱子学の体系
「愛」の逆説―伊藤仁斎(東涯)の思想
「日本国王」のために―新井白石の思想と政策
反「近代」の構想―荻生徂徠の思想〔ほか〕
著者等紹介
渡辺浩[ワタナベヒロシ]
1946年横浜市に生れる。1969年東京大学法学部卒業。現在、東京大学教授(大学院法学政治学研究科・法学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)