比較思想と世界哲学

著者:中島 隆博【編】
出版社:東京大学出版会

商品説明

目次

第1部 比較思想と世界哲学(文化的差異を超えて―新しい啓蒙の必要性;意味の出現から意味の到来へ―意味領域出現への問い ほか)
第2部 日本哲学から見た比較思想と世界哲学(西洋哲学から世界哲学へ;哲学・思想の「日本性」?―近世思想の観点から ほか)
第3部 空海と世界哲学(空海と世界哲学―イントロダクション;空海の思想概観 ほか)
第4部 普遍的思想史の夢の続きへ―中村元と比較思想研究(普遍的論理学の夢―中村元の仏教論理学研究を継承するために;比較思想の意義とその展開―中村元比較思想の継承と展開 ほか)



著者等紹介

中島隆博[ナカジマタカヒロ]
1964年生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科中国哲学専攻博士課程中途退学。中国哲学研究者。東京大学大学院総合文化研究科准教授、東京大学東洋文化研究所准教授(2012年10月)を経て、2014年4月より東京大学東洋文化研究所教授。主な著書に、『共生のプラクシス―国家と宗教 増補新装版』(東京大学出版会、第25回和辻哲郎文化賞受賞)、他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

従来の西洋中心主義から脱却し、諸地域で展開する思想の差異から「比較思想」そのものを問い直すとともに、新たに注目されている「世界哲学」との対話を通じて、普遍的な価値を探求する。国内有数の研究者たち、海外の気鋭の哲学者たちによる17の論考を収録。

【主要目次】
はじめに(中島隆博)

1 比較思想と世界哲学
第1章 文化的差異を超えて(マルクス・ガブリエル)/第2章 意味の出現から意味の到来へ(下田正弘)/第3章 ギリシア哲学とインド哲学の対決(納富信留)/第4章 中国哲学を普遍化する(中島隆博)

2 日本哲学から見た比較思想と世界哲学
第5章 西洋哲学から世界哲学へ(ブレット・デービス)/第6章 哲学・思想の「日本性」?(板東洋介)/第7章 西田の根本経験と比較哲学の基盤(氣多雅子)/第8章 世界から自己を考える立場(板橋勇仁)

3 空海と世界哲学
第9章 空海と世界哲学(種村隆元)/第10章 空海の思想概観(大塚伸夫)/第11章 中世インドの言語哲学から空海を読む(川村悠人)/第12章 比較思想としての天長六本宗書(師 茂樹)/第13章 霊異と即身成仏(安藤礼二)

4 普遍的思想史の夢の続きへ――中村元と比較思想研究
第14章 普遍的論理学の夢(護山真也)/第15章 比較思想の意義とその展開(保坂俊司)/第16章 普遍思想史の構想(水野友晴)/第17章 ヴェーダーンタ哲学から普遍思想へ(加藤隆宏)

付録
1.文化とアイデンティティ(中野裕考)/2.哲学的方法を再考するために(ゲレオン・コプフ)/3.空海の思想構造――ことばと身体(阿部貴子)

あとがき(中島隆博)




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