生命と自由―現象学、生命科学、そして形而上学

著者:斎藤 慶典【著】
出版社:東京大学出版会

商品説明

内容説明

私たちの現実をこのようなものたらしめている「生命」。生命の内に何か新たなものが姿を現わす可能性としての「自由」。この二つの視点から捉えることで、私たちの現実が成り立っているさまを厳密に、かつ精密に描き出す。現象学に立脚しながら、心の哲学、西田幾多郎の思想、現代の生命科学…などをめぐって展開する、スリリングで強靱な思考。



目次

「実在」の形而上学と生命の哲学
第1部 脳・心・他者(脳と心―「心の哲学」と現象学;脳科学・心理学・現象学―交錯と離反;間主観性と他者―超越論的現象学における他者問題)
第2部 生命と自由(生命の論理―西田幾多郎と生命の哲学;生命から自由へ―現象学と生命科学;自由の極北、あるいは「愛」―生命の論理からの逸脱か、その可能性か)
感受性としての私―思考・形而上学・宗教



著者等紹介

斎藤慶典[サイトウヨシミチ]
1957年神奈川県生まれ。1987年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学博士(2000年)。現在、慶應義塾大学文学部教授。現象学、西洋近現代哲学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

私たちの現実が生命と自由から成り立っているさまを、領域横断的に精緻に描き出すスリリングな哲学の試み。

私たちの現実をこのようなものたらしめている「生命」.生命の内に何か新たなものが姿を現わす可能性としての「自由」.この二つの視点から捉えることで,私たちの現実が成り立っているさまを精密に描き出す.現象学に立脚しながら,心の哲学,西田幾多郎の思想,現代の生命科学をめぐって展開する,スリリングで強靭な思考.

序 章 “「実在」の形而上学”と“生命と自由の哲学”
第?部 脳・心・他者
第1章 脳と心――「心の哲学」と現象学
第2章 脳科学・心理学・現象学――交錯と離反
第3章 間主観性と他者――超越論的現象学における他者問題

第II部 生命と自由
第4章 生命の論理――西田幾多郎を手がかりに
第5章 生命から自由へ――「現象すること」の原初的な形態
第6章 自由の極北、あるいは「愛」――生命の論理からの逸脱か、その可能性か
補 章 感受性としての私――思考・形而上学・宗教

【著者紹介】
斎藤 慶典
斎藤慶典:慶應義塾大学文学部教授




【ご確認ください】

ご注文確定時に在庫切れの場合もございます。
 ご注文時の在庫先によっては4日以上(〜7日)かかる場合もございます。 当ストアではお取り寄せのご対応を行っておりません。

ご予約品と既刊商品カート・ご注文番号が分かれます
 ひとつのご注文番号におまとめすることはできません。
 ※ご予約品のうち、発売日が同じ商品のみひとつのカート・ご注文番号でご注文可能です。
 ※送料はご注文番号ごとに計算されます。

■ギフトなどのためにお届け先を別住所に登録されましても、金額入りの明細書は商品に同梱されます。当ストアでは一切のギフト対応を行っておりません。

■ご注文・お問い合わせの前に「お買い物ガイド」「ご注意点」をよくお読みください。

■お届け日のご指定は承っておりません。

■「帯」はお付けできない場合がございます。