内容説明
ヴァンツァーがヒーローとヒロインの両役をこなすという華麗なる舞台の次は、レティシアが難関の『かわいそうな孤児』を演じる番だ。しかし主役の少年の―セミナーリーダーの―気持ちが理解できないままなのである。そんな時、医学生として実習に送り出された病院で、レティは『昔の知り合いにそっくりな雰囲気』を持つ教授に出逢う。あの、秘められし暗殺者一族として活動していた頃の『知り合い』に…。芝居に面倒な先輩に疑惑の教授にと、あいかわらず忙しい面々の“普通でない”日々とは?
著者等紹介
茅田砂胡[カヤタスナコ]
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニアシリーズで小説デビューをはたす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
”芝居”というキーワード取り付かれたお騒がせな一行リィ、シェラ、ルウ、ヴァンツァー、レティシアたち。
ヴァンツァーのクラス演劇は大成功に終わり、次はレティの番だった。しかし、レティは『かわいそうな子ども』という心情を理解しがたい役作りに珍しく困惑していた。
一方、医学生でもあるレティは実習先の聖グロリアス病院で『自分たちとそっくりな雰囲気』を持つ教授に声を掛けられる。危険な臭いを嗅ぎつけ、いつものメンバーに招集をかけるが。