内容説明
科学はわれわれの精神に何をもたらしたのか。白熱の連続講義に基づく、科学史・科学哲学の必読書。
目次
第一章 近代科学の起源
第二章 思想史における一要素としての数学
第三章 天才の世紀
第四章 十八世紀
第五章 ロマン主義的反動
第六章 十九世紀
第七章 相対性
第八章 量子論
第九章 科学と哲学
第十章 抽象
第十一章 神
第十二章 宗教と科学
第十三章 社会進歩の要件
著者等紹介
ホワイトヘッド[ホワイトヘッド] [Whitehead,Alfred North]
1861〜1947。イギリス、アメリカで活躍した数学者・哲学者。1861年イングランドのケント州に生まれる。ケンブリッジ大学で学び、1910年まで数学の上級講師を務める。その後ロンドン大学に移り、14年には同大学の理工学部応用数学の教授を務めた。24年にハーヴァード大学に哲学教授として招聘され渡米。のち名誉教授。1947年死去。数学者としては、B・ラッセルとの共著『プリンキピア・マテマティカ』で記号論理学を確立。のち関心は哲学に移り、『自然認識の諸原理』『自然という概念』などで科学哲学に取り組む。渡米後は、『科学と近代世界』『過程と実在』『観念の冒険』などで形而上学の体系化を図った
上田泰治[ウエダタイジ]
1918年生まれ。京都帝国大学文学部卒業。哲学者。京都大学名誉教授。1992年死去
村上至孝[ムラカミシコウ]
1910年生まれ。京都帝国大学文学部卒業。英文学者。大阪大学名誉教授。1987年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
一七世紀に発生した近代自然科学はわれわれの精神にいかなる変化をもたらしたか。
科学史的手法で「科学的唯物論」を批判し「有機体の哲学」を提唱する。
「哲学者」ホワイトヘッドの出発点にして、最も多くの人に読まれた代表作。
全8回の白熱の「ローウェル講義」にもとづいて書かれた、科学史・科学哲学の必読文献。
〈解説〉中村昇
序
第一章 近代科学の起源
第二章 思想史における一要素としての数学
第三章 天才の世紀
第四章 十八世紀
第五章 ロマン主義的反動
第六章 十九世紀
第七章 相対性
第八章 量子論
第九章 科学と哲学
第十章 抽 象
第十一章 神
第十二章 宗教と科学
第十三章 社会進歩の要件