内容説明
歴史の論理は存在するのか?起源・土地・国家・貨幣などから世界史を発展的にたどり第三世界の優位性を叙述。
目次
第1章 起原と土地と(宇宙的なものと小宇宙と;高度文化の群)
第2章 都市と民族と(都市の魂;文明の形態語 ほか)
第3章 アラビヤ文化の諸問題(歴史的仮晶;概念 ほか)
第4章 国家(身分の問題;男と女と ほか)
第5章 経済生活の形式界(貨幣;経済像と経済生活 ほか)
著者等紹介
シュペングラー[シュペングラー] [Spengler,Oswald Arnold Gottfried]
1880〜1936。ブランケンブルク生まれ。ドイツの哲学者・歴史学者。ミュンヘン、ベルリンの各大学で数学、自然科学、哲学、歴史、芸術を学んだ。1904年、ハレ大学でヘラクレイトスの論文により学位を取得、以後高校の数学教師を務め、11年、退職。ミュンヘンで著述に専念し、『西洋の没落』(Der Untergang des Abendlandes)の第1巻を第一次世界大戦中の18年、第2巻を22年に上梓した。本書はベストセラーになり、ヨーロッパ文化中心主義に対して大きな衝撃を与えた
村松正俊[ムラマツマサトシ]
1895(明治28)年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。文学博士。慶應義塾大学、日本大学、東洋大学などで教鞭をとるかたわら、『新思潮』『種蒔く人』『詩聖』などの同人として、文芸評論、社会評論、詩作などを発表。著書のほか詩集も多く上梓、翻訳など多数。1981(昭和56)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
世界史とは何か?歴史の論理は存在するのか?起源・土地・国家・貨幣など諸文化を発展的にたどり比較分析。唯一無二の大著を復刻。