中公新書ラクレ 観光亡国論

著者:カー,アレックス〈Kerr,Alex〉/清野 由美【著】
出版社:中央公論新社

商品説明

内容説明

右肩上がりで増加する訪日外国人観光客。京都をはじめとする観光地へキャパシティを超える観光客が殺到し、交通や景観、住環境などでトラブルが続発する状況を前に、東洋文化研究者のアレックス・カー氏は「かつての工業公害と同じ」と指摘する。本書はその危機感を起点に世界の事例を盛り込み、ジャーナリスト・清野由美氏とともに建設的な解決策を検討する一冊。真の観光立国を果たすべく、目の前の観光公害を乗り越えよ!



目次

第1章 ティッピング・ポイント―「立国」が「亡国」になるとき
第2章 宿泊
第3章 オーバーキャパシティ
第4章 交通・公共工事
第5章 マナー
第6章 文化
第7章 理念



著者等紹介

カー,アレックス[カー,アレックス] [Kerr,Alex]
1952年、米国生まれ。東洋文化研究者。NPO法人「〓庵(ちいおり)トラスト」理事長。イェール大学日本学部卒、オックスフォード大学にて中国学学士号、修士号取得。64年、父の赴任に伴い初来日。72年に慶應義塾大学へ留学し、73年に徳島県祖谷(いや)で約300年前の茅葺き屋根の古民家を購入。「〓庵(ちいおり)」と名付ける。77年から京都府亀岡市に居を構え、90年代半ばからバンコクと京都を拠点に、講演、地域再生コンサル、執筆活動を行う。著書に『美しき日本の残像』(朝日文庫、94年新潮学芸賞)など

清野由美[キヨノユミ]
ジャーナリスト。東京女子大学卒、慶應義塾大学大学院修了。ケンブリッジ大学客員研究員。出版社勤務を経て、92年よりフリーランスに。国内外の都市開発、デザイン、ビジネス、ライフスタイルを取材する一方で、時代の先端を行く各界の人物記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

右肩上がりで増加する訪日外国人観光客。12年の836万人から17年には2800万人を突破。政府の掲げる20年の4000万人突破も現実味を帯びてきた。一方で京都や富士山を初めとする観光地へ想定を越えた観光客が殺到したことで、交通や景観、住民環境や文化などを含め、多くのトラブルが露呈化し始めた。その状況を前に「まるでかつての工業公害だ」と指摘しているのが、京都に居を構え、自らその問題に向き合う東洋文化研究者・アレックス・カー氏だ。氏が今すぐ管理技術を高めないと「観光立国」のはずが「観光亡国」になる、と指摘した『中央公論』の記事は反響を呼んだ。
本書はその指摘をベースに、その実態と対策について世界の最新状況を盛り込み、深く検討を重ねていく。そこに都市開発に造詣の深いジャーナリスト・清野氏が加わりシャープな指摘・提言を展開。日本の亡国化を防ぐため、今すぐ「観光公害」に備えよ!




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