中公新書 明治維新という物語―政府が創る「国史」と地域の「記憶」

著者:宮間 純一【著】
出版社:中央公論新社

商品説明

内容説明

ペリー来航から王政復古までの過程は、志士や雄藩大名たちの「成功物語」として語られる。だが、こうした英雄史観は、明治政府が自らを正当化するために創り上げたものだ。勤王をめぐる志士の分裂、戊辰戦争での幕府への協力、藩への強い思慕など、各地で様々な歴史があった。本書は、周防大島、飯能、秋田大館、佐倉など明治維新を記憶に刻む地域を追い、時の政治や地域社会の影響を受け、書き替えられてきた物語の軌跡を描く。



目次

序章 明治維新の「記憶」の正体を求めて
第1章 笠間の「志士」たち―記憶/忘却される者
第2章 四境の役と周防大島―讃えられる功績
第3章 飯能戦争―塗り替えられる記憶
第4章 秋田大館の戊辰戦争―中田家の記録
第5章 旧佐倉藩主堀田家と「開国」―創られる記憶



著者等紹介

宮間純一[ミヤマジュンイチ]
1982(昭和57)年千葉県生まれ。2005年中央大学文学部史学科卒業。12年中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期課程修了。博士(史学)。宮内庁書陵部研究員などを経て、16年国文学研究資料館准教授、18年中央大学文学部准教授、22年より同教授。専攻/日本近代史・明治維新史・アーカイブズ学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

ペリー来航から明治維新に至る15年は、志士や雄藩大名を中心に「成功物語」として語られる。だがこうした英雄史観は、明治政府が自らを正当化するために創り上げた歴史だ。

 勤王をめぐる藩論の分裂、戊辰戦争での幕府方の攻勢、農民の戦いなど、各地で様々な歴史があった。

 本書は、周防大島、飯能、秋田大館、佐倉など幕末維新期を強く記憶に刻む地域の軌跡を追い、時の政治や地域文化の影響を受け、書き替えられ続ける明治維新を描く。




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