内容説明
政府・自治体や企業から独立した民間の非営利団体・組織=NPO。阪神・淡路大震災後のボランティア活動以降、広く知られる。近年、子どもの貧困や孤独、気候変動など新たな社会課題が顕在化すると、行動の中心となり、活動分野と範囲を拡大。かつての会社や地域社会のような人と人を結び付ける「中間集団」が細るなか、その受け皿としても注目される。本書は、歴史、制度、存在理由から特性まで、把握しづらい実態を描く。
目次
序章 社会に浸透するNPO
第1章 求められる時代背景
第2章 複雑な顔を持つ組織
第3章 NPO法とはどのようなものか
第4章 参加意識と活動実態
第5章 市民による公益活動の長い歴史
第6章 なぜ社会に必要か―非営利組織の存在意義
第7章 「分かちあう組織」を創る
著者等紹介
宮垣元[ミヤガキゲン]
1970(昭和45)年兵庫県生まれ。94年慶應義塾大学環境情報学部卒。2001年同大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。同年より甲南大学文学部社会学科専任講師、同教授などを経て、14年より慶應義塾大学総合政策学部教授。専攻/社会学、経済社会学、非営利組織論、コミュニティ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
政府・自治体や企業から独立した民間の非営利団体・組織=NPO。阪神・淡路大震災後のボランティア活動後、広く知られる。近年、子どもの貧困や孤独、気候変動など新たな社会課題が顕在化すると、解決の中心となり、活動分野と範囲を拡大。かつて会社や地域社会が担った人と人を結び付ける”中間集団”が細るなか、その受け皿としても注目される。本書は、その歴史、制度、存在理由から特性まで、把握しづらい実態を描く。