第二次世界大戦〈上〉1939−42

著者:リデルハート,B.H【著】/上村 達雄【訳】
出版社:中央公論新社

商品説明

内容説明

第一次史料をもとに、さまざまな戦闘の局面を詳細に分析、大戦前半期、優勢だった枢軸国側の破綻の要因を解明する。



目次

第1部 プレリュード(戦争を早めたもの;開戦時における両陣営戦力)
第2部 開戦―一九三九‐四〇年(ポーランド侵略;『奇妙な戦争』;フィンランド侵略)
第3部 激浪―一九四〇年(ノルウェー侵入;西部の蹂躙;英本土防衛戦;エジプトからの反撃;イタリア領東アフリカの制圧)
第4部 戦火拡大―一九四一年(バルカン諸国とクレタ島の攻略;ヒトラーのソ連志向;ソ連侵攻;ロンメルのアフリカ進撃;“十字軍作戦”;極東の戦雲;日本軍の圧倒的勝利)
第5部 転換期―一九四二年(独ソ戦局の転換;ロンメルの絶頂期;アフリカ戦局の転換;“たいまつ作戦”―大西洋からの新援軍;チュニスへの競走;太平洋戦争の転機;大西洋の戦い)



著者等紹介

リデルハート,B.H.[リデルハート,B.H.] [Liddell Hart,Basil Henry]
1895‐1970。イギリスの戦略家・軍事史家。ケンブリッジ大学を卒業後、陸軍に入り第一次世界大戦に従軍。ソンムの戦いで負傷し、退役後、各紙誌に軍事記事を執筆、1941年に発表した『戦略論』では間接的アプローチ戦略を主唱した。第二次世界大戦では、リベラルな価値観から戦略爆撃、無条件降伏といった方策に異議を唱えた

上村達雄[カミムラタツオ]
1920年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部文学科卒、慶應義塾大学大学院文学研究科修了。慶應義塾大学文学部教授、神戸学院大学教養部教授、同大学人文学部人間文化学科特任教授を歴任。2010年没

石津朋之[イシズトモユキ]
戦争歴史家。前防衛省防衛研究所戦史研究センター長。防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部名誉客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。放送大学非常勤講師、早稲田大学オープンカレッジ講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

指揮官は何を考え、いかに決断したのか? 20世紀で最も偉大なイギリスの軍事史家が、第一次史料をもとに生涯をかけて、さまざまな局面を詳細に分析した不朽の名著。戦況図付

まえがき キャスリーン・リデルハート

第一部 プレリュード
第一章 戦争を早めたもの
第二章 開戦時における両陣営戦力

第二部 開 戦―一九三九年ー四〇年
第三章 ポーランド侵略
第四章 『奇妙な戦争(ファニー・ウォー)』
第五章 フィンランド侵略

第三部 激 浪―一九四〇年
第六章 ノルウェー侵入
第七章 西部の蹂躙
第八章 英本土防衛戦(バトル・オブ・ブリテン)
第九章 エジプトからの反撃
第十章 イタリア領東アフリカの制圧

第四部 戦火拡大―一九四一年
第十一章 バルカン諸国とクレタ島の攻略
第十二章 ヒトラーのソ連志向
第十三章 ソ連侵攻
第十四章 ロンメルのアフリカ進撃
第十五章 《十字軍(クルセイダー)作戦》
第十六章 極東の戦雲
第十七章 日本軍の圧倒的勝利

第五部 転換期―一九四二年
第十八章 独ソ戦局の転換
第十九章 ロンメルの絶頂期
第二十章 アフリカ戦局の転換
第二十一章 《たいまつ(ト ーチ)作戦》―大西洋からの新援軍
第二十二章 チュニスへの競走
第二十三章 太平洋戦争の転機
第二十四章 大西洋の戦い




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