撤退戦―戦史に学ぶ決断の時機と方策

著者:齋藤 達志【著】
出版社:中央公論新社

商品説明

内容説明

ガリポリ(WW1)、ダンケルク(WW2)、スターリングラード(WW2)、ガダルカナル、インパール、キスカなどにおいて、政府、軍統帥機関、現場指揮官が下した決断と背景、結果を分析、窮地から脱する善後策を探る。リスクを最小にする最善の時機最良の方法。



目次

第1部 国家首脳の最高決断で行われた撤退(ダーダネルス作戦、ガリポリ半島からの撤退―遠すぎたアチババ高地;ダンケルクへの撤退とダイナモ作戦の発動―イギリス遠征軍司令官ゴート卿の決断;中国軍介入と三八度線への撤退―国連軍司令官マッカーサーの決断;スターリングラード包囲環からの脱出―ドイツ第六軍司令官パウルス元帥の決断、服従か不服従か)
第2部 軍最高統帥機関の決定で行われた撤退(ガダルカナル島からの撤退―官僚組織にみる積み上げによる意志決定;インパールからの撤退―統帥乱れて;キスカからの撤退―天佑神助の撤退作戦)
第3部 現地指揮官の決断で行われた撤退(沖縄戦、第三二軍の南部島尻への撤退―作戦第一主義がもたらした決断;ノモンハン事件における、第二三師団捜索隊の無断撤退―自決に追い込まれた第二三師団捜索隊長)



著者等紹介

齋藤達志[サイトウタツシ]
1964年生まれ。陸上自衛隊普通科2佐(再任用)、1987年、防衛大学校卒業、2010年、早稲田大学大学院社会科学研究科修了(学術修士)。陸上自衛隊第一線部隊、幹部学校指揮幕僚課程、筑波大学研究生(史学)、富士学校、幹部学校で戦術・戦史教官として勤務、現在、防衛省防衛研究所戦史研究センター所員として戦史研究・教育、史料室業務(認証アーキビスト)を担当。専門は近代日本軍事史、戦略・作戦・戦闘、戦史研究、陸軍大学校、旧軍の公文書管理など論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報



齋藤 達志[サイトウタツシ]
著・文・その他




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