新潮選書 世界地図の中で考える

著者:高坂 正堯【著】
出版社:新潮社

商品説明

内容説明

なぜ人間は「悪徳」を取りこむ必要があるのか―?「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる―タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。なぜイギリスは広大なインドを容易に征服する一方で、その統治には失敗したのか。なぜアメリカは「物量」でドイツやソ連を圧倒でき、それにもかかわらずベトナムで敗北したのか。狂信的な「原理主義」と暗い「懐疑主義」が蔓延る世界を、強かに生き抜くための、珠玉の文明論。



目次

第1部 タスマニアにて(タスマニアと私;タスマニア土人の滅亡;タスマニアの風景)
第2部 パックス・アメリカーナ(アメリカの優越;方法的制覇―システマチック・エイジ;二つのパラドックス)
第3部 文明の限界点(ベトナム戦争―アメリカ帝国の苦悩;インドのイギリス人)
第4部 さまざまな文明・ひとつの世界(ひとびとの白地図;自由への愛―フランスの抵抗;アジア主義の心情―日本人の反撥心)
第5部 世界化時代の危機(食糧危機―“南”の苦況;狂信と懐疑主義―“北”の苦況)



著者等紹介

高坂正堯[コウサカマサタカ]
1934年、京都府生れ。国際政治学者。京都大学法学部卒。1963年に発表した「現実主義者の平和論」で、当時の論壇に多大な衝撃を与える。1971年、京都大学教授に就任。平和・安全保障研究所理事長、ロンドン国際戦略研究所理事等を歴任。著書に『古典外交の成熟と崩壊』(吉野作造賞)など。1996年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる――タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。原理主義に抗する文明論。没後20年復刊。なぜ人間は「悪徳」を取りこむ必要があるのか――? 「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる――タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。なぜイギリスは広大なインドを容易に征服でき、しかしその統治には失敗したのか。なぜ二度の大戦で勝利を収めたアメリカが、ベトナムでは敗北したのか。稀代の国際政治学者が、若き日に世界各地で綴った珠玉の文明論。 【没後二十年記念復刊】

高坂 正堯[コウサカ マサタカ]




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