内容説明
やくざ映画、それは究極の人間喜劇―欲望、嫉妬、暴力、裏切り。人間の真実を鮮烈に抉った不朽の名作「仁義なき戦い」はいかにして生まれたか。やくざ取材術から鶴田浩二、高倉健、深作欣二ら名優・名監督の秘話、そして伝説の作劇法まで、邦画黄金時代を支えた脚本家の刺激的な遺作集。
目次
わが「やくざ映画」人生
秘伝 シナリオ骨法十箇条
未映画化シナリオ 沖縄進撃作戦
著者等紹介
笠原和夫[カサハラカズオ]
昭和2年(1927年)東京生まれ。日本大学英文科中退。海軍特別幹部練習生から様々な職を経て東映宣伝部に入る。昭和33年からシナリオ執筆を始め、東映任侠映画路線の花形ライターとなる。昭和56年と58年に日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。平成14年12月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)