内容説明
ルッキズムはNG。でも「美形に脳は反応する」―身も蓋もない世界を、どうサバイブする?全く新しい美容本の誕生!
目次
第1章 やっぱり「人は見た目が9割」?(ポリコレとルッキズムのはざまで;美形を見たら反応する脳 ほか)
第2章 男だってきれいになりたい!(男性美容をめぐる社会の変化;「男がメイクなんて」の意識変化 ほか)
第3章 お笑いと美のパラドックス(ヒエラルキーが反転するお笑いの世界;笑われる人たちの中から「スター」が ほか)
第4章 母親らしさの呪縛(子育てと美容は両立できる?;「母親なら女を捨てるべき」 ほか)
第5章 「手持ちのカード」でもっと幸せになる戦略(配られたカードは平等ではない;追いつく努力と引きずりおろす努力 ほか)
著者等紹介
中野信子[ナカノノブコ]
東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学特任教授、森美術館理事。2008年、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳科学や心理学をテーマに研究・執筆を精力的に行う
りんたろー。[リンタロー]
1986年、静岡県生まれ。2008年4月、NSC東京に14期生として入学。兼近大樹を誘い、2017年末にお笑いコンビ「EXIT」を結成。ネオ渋谷系チャラ男漫才と称するしゃべくり漫才のツッコミを担当。ネタ作りも担う。アパレルブランドのプロデュースや音楽活動など、テレビや劇場以外でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
中野信子×りんたろー。が語る「美」の実態
ルッキズムが問題視される一方で、人間の脳は「見た目で人を判断してしまうという」というどうしようもない現実がある--この「取り扱い要注意」のテーマを、科学的な視点から脳科学者・中野信子さんが、そして芸能界屈指の「美容男子」EXITのりんたろー。さんが実体験を交えて語った初の対談本が登場!
残念ながら、「人は見た目」と判断してしまう脳のリアルを科学的に中野さんが解説すると同時に、「美人なのに物理学者」といった女性の外見に対するバイアスへの問題提起、また男性美容を巡る社会の変化など、「美」にまつわる社会の課題や科学的な事実と社会的ルールのズレ、今の時代における「美容」の役割など様々な議題についてをりんたろー。さんと語り尽くします。
「見た目が9割」という科学的リアリティ、そして世界は公平でも平等でもない、というにべもない状況を踏まえた上で、それでもそれぞれの見た目=「手持ちのカード」で、どう生きていくのが賢いのか、そして幸せになれるのかを戦略的に考える一冊です。