内容説明
アクティブリスニングはなぜ大切なのか?アクティブリスニングとは、相手に注意を向けて、たとえ自分の経験や価値観と違ったとしても、メッセージ・感情・思考を相手の立場から理解しようとする傾聴方法です。アクティブリスニングをすると、親子の信頼が深まって関係がよくなり、子どもの自己肯定感が高まることが、さまざまな研究によりわかっています。
目次
第1章 子どもは話を聴いてほしい
第2章 なぜ話を聴けないのか?
第3章 アクティブリスニング実践編
第4章 あなたはどのタイプの聴き手でしょうか?
終章 自分の声に耳をすます
アクティブリスニングQ&A
著者等紹介
島村華子[シマムラハナコ]
モンテッソーリ教育とレッジョ・エミリア教育の研究者。上智大学卒業後、カナダのバンクーバーに渡り、国際モンテッソーリ協会(AMI)の教員資格免許を取得。カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、英国オックスフォード大学にて児童発達学修士号、教育学博士号を取得。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員養成にかかわる。専門分野は動機理論、実行機能、社会性と情動の学習、幼児教育の質評価、モンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
親の聴く力が子どもを伸ばす。話を聴いてほしい子ども、話を聴かない大人。なぜ大人は子どもの話を聞かないのか? アクティブリスニングとは、「相手を一人の人間として尊重し、話し手の声に寄り添う聴き方」。アクティブリスニングは「積極的傾聴」と呼ばれ、話し手の経験やそれに伴う感情・思考を無条件に受け入れ、メッセージや文脈をより深く理解するためのコミュニケーションです。それでは、話を聞くときに相手を批判するのは、なぜダメなのか?すぐにアドバイスするのがよくないとされるのはなぜか? あなたは「勝手にアドバイザー」「決めつけリスナー(聴き手)」「教えたがりリスナー」「お説教リスナー」「おおげさリスナー」になっていませんか? 最新研究からの豊富なエビデンスをもとに、14万部超『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』の著者、島村華子によるアクティブ・リスニングの本。