内容説明
唐と日本の文化が融合し、平安京遷都で花開いた優雅な平安文化。文字や和歌の発展により紫式部をはじめとする女流文学者が活躍、永劫栄華を願う貴族により寺院や仏像も多く安置された時代だ。本書では平安仏の魅力を今に伝える仏像を、テーマやエリア別に紹介。往時に思いを馳せ、厳かで美しい仏像を参拝する旅に持ち歩きたい一冊。
目次
1 平安仏の基礎知識(仏教の歴史;仏の種類と見どころ・名称 ほか)
2 平安時代の歴史上の人物に関連する仏像&寺院(石山寺;廬山寺 ほか)
3 平安文化と仏教文化が描かれる『源氏物語』を読みながら巡る寺(清凉寺;鞍馬寺 ほか)
4 拝観したい平安美仏(六道珍皇寺;宝菩提院 願徳寺 ほか)
出版社内容情報
2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』で一躍スポットライトを浴びている平安時代。江戸時代よりも長い400年も続いた平安時代は、日本文化の開花期でもあった。
本書では平安時代の仏教美術の粋でもある仏像を中心に平安文化を紐解いていく。