商品説明内容説明
あの敗戦から80年へ―、いまを“新しい戦前”にしないために、胸に刻むべき戦争の真実とは?日本近現代史研究の第一人者が、歴史の“闇”に光をあて、生の証言と埋もれた資料から抉り出す!
目次
第1章 「日米開戦」への道―いつ?誰が?―なぜ日本は無謀な選択に至ったのか(戦争の始まり;衝撃の独ソ不可侵条約;日米交渉の駆け引きと陰謀;米英の共通認識は「日本をいかに利用するか」;東條が主張する「御前会議の決定」;天皇の意識の変化;開戦の決定者は誰だったのか?)
第2章 戦争の真の姿―軍国主義国家の指導者たちの迷走と暴走、そして国民の悲劇(東條英機の弾圧政治;出陣学徒の運命;幽霊の話)
第3章 いかにして戦争は終結に至ったのか?―そのとき、天皇、指導者たちはこう動いた(鈴木貫太郎の登場;終戦詔書―その変化の謎;「敗戦」か?「終戦」か?)
第4章 「平民新聞」は時代をどう伝えたか―日清戦争、日露戦争…軍国主義化する日本と社会(平民新聞の興亡;大逆事件の暗黒裁判)
第5章 テロリズムの台頭と戦争―歴史を暗転させてきた暴力主義とその系譜(紀尾井坂の変;大正期のテロリズム;日本社会の変容、そして帝都復興の明暗)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』(角川書店)で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により、第52回菊池寛賞を受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)で第30回和辻哲郎文化賞を受賞。膨大な数の証言取材、資料に基づいた近現代史の研究で高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
2022年のロシアによるウクライナ侵攻、2023年のイスラエルのパレスチナ侵攻、そして中国と台湾の緊張関係の深まりなど、世界はいたるところで激しい対立が生まれ、それ以外の地域においても一触即発の緊張が生まれている。
「明治維新から太平洋戦争敗戦まで77年、敗戦から2022年まで77年。いまは歴史の分岐点にあるように思える」
2022年刊行された『歴史が暗転するとき』(発行:日刊現代 発売:講談社)の中で、本書の著者である保阪正康氏はそう述べているが、そうした状況を見れば、まさに予見通りといっていい。敗戦後79年の間、新憲法下の日本は少なくとも戦争の当事者になることはなかった。しかしながら、さまざまな地域で紛争の火種が絶えない現在の世界情勢、国内に目を向ければ、自公政権主導の前のめりとも思える防衛政策、さらには国民の意識の変化などから、日本の「新しい戦前」を危惧する声も少なくない。
「戦争はいかにしてはじまり、いかなる結果を招くのか」
本書において、日本の近現代史研究の第一人者である著者は「戦争の真実」を、生の証言、埋もれた資料から抉り出す。戦闘員、民間人を含め数百万人ともいわれる日本人犠牲者はもとより、全世界で数千万人の犠牲者を出し、さまざまな国家に壊滅的な被害をもたらした“先の大戦”。この“先の大戦”を“先の先の大戦”にしないことを願う読者にとって、必読の書である。
-主な内容-
【第1章】 「日米開戦」への道 いつ?誰が?―――なぜ日本は無謀な選択に至ったのか
【第2章】 戦争の真の姿 軍国主義国家の指導者たちの迷走と暴走、そして国民の悲劇
【第3章】 いかにして戦争は終結に至ったのか? そのとき、天皇、指導者たちはこう動いた
【第4章】 「平民新聞」は時代をどう伝えたか
【第5章】 テロリズムの台頭と戦争 歴史を暗転させてきた暴力主義とその系譜
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