ブルーバックス 不完全性定理とはなにか 完全版―ゲーデルとチューリング 天才はなにを証明したのか

著者:竹内 薫【著】
出版社:講談社

商品説明

内容説明

正しくても常に証明できるとはかぎらない。ゲーデルの不完全性定理は、公理と推論規則から数学全体を導こうと考えていた、当時の数学界に衝撃を与えました。チューリングは「決定問題」を考察するなかで、「チューリング機械」という仮想的な計算機から「計算可能性と停止問題」に行き着きます。二人は同じことを全く別の視点から証明したのです。天才たちの思考の軌跡を楽しく見ていきましょう。



目次

第0章 こころの準備(公理から集合まで;いわゆる3ワカランについて;この本の構成と読み方)
第1章 無限に挑んだドン・キホーテ、ゲオルク・カントール(まちがいだらけと揶揄されたカントール;無限ホテルの怪 ほか)
第2章 ラッセル卿の希望を打ち砕いたクルト・ゲーデル(ラテン語の文法を完全にマスターした子供;論理学超入門(真偽表) ほか)
第3章 チューリングの辞書に「停まる」という文字はない(チューリングの肖像;友人の死と心脳問題 ほか)
第4章 Ω数、様相論理、エトセトラ(グレゴリー・チャイティンとΩ数;いろいろな不完全性 ほか)
特別対談 不完全性定理―数学と哲学の交差点から 加藤文元×竹内薫



著者等紹介

竹内薫[タケウチカオル]
サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。「サイエンスZERO」(NHKEテレ)の司会を長く務め、科学コミュニケーターとしても広く知られる。また、教育にも強い関心を持っており、YES International School校長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

正しくても常に証明できるとはかぎらない。

ゲーデルの不完全性定理は、公理と推論規則から数学全体を導こうと考えていた、当時の数学界に衝撃を与えました。
チューリングは「決定問題」を考察するなかで、チューリング機械という仮想の計算機から「計算可能性と停止問題」に行き着つきます。
2人は同じことを全く別の視点から証明したのです。この天才たちの思考の軌跡を、集合論、ロジックとその過程を考えながら楽しく読み解いていきたいと思います。

「そうですね……ゲーデルは、数学者が紙と鉛筆で証明をおこなうプロセスを厳密に考察しました。その結果、算数の計算ができるような理論があったとして、その理論の内部では証明できないことがある 、という結論に達しました。で、チューリングは、証明のかわりに計算の本質を追究した結果、無限ループに陥って計算が終わるかどうかわからない、いいかえると、計算できないことがある、という結論に達しました。どうです? 似てませんか?」(「プロローグ」より)

完全版 特別対談収録!
加藤文元×竹内 薫
不完全性定理――数学と哲学の交差点から







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