内容説明
眠りの質を高めるQ&Aガイド。睡眠薬をのみ続けても大丈夫?高齢になると早起きになる?どの診療科を受診すればいい?睡眠時無呼吸症候群とは?レム睡眠行動障害とは?不眠はうつ病と関係がある?
目次
1 不眠にはさまざまなパターンがある(そもそも不眠ってどのような状態を指しますか?;寝つきが悪く、横になってから1時間以上眠れません ほか)
2 睡眠のメカニズムを知っておく(睡眠にはどんな役割がありますか?;睡眠不足が私たちにおよぼす影響を教えてください ほか)
3 睡眠障害ってなに?(睡眠障害とはどのようなものですか?;「不眠症」と診断される条件とは? ほか)
4 睡眠障害の治療法(睡眠薬にも種類があると聞きました;高齢者向けの睡眠薬はありますか? ほか)
5 生活習慣を改善して睡眠の悩みを解消する(体内時計をもとに戻すにはどうすればよいですか?;不眠症を改善する自分でできる方法を教えてください ほか)
著者等紹介
井上雄一[イノウエユウイチ]
1982年、東京医科大学医学部卒業、1986年、鳥取大学大学院修了。鳥取大学医学部神経精神医学講師、順天堂大学医学部精神医学講師を経て、2003年より神経研究所附属睡眠学センター部長、代々木睡眠クリニック院長。2008年より東京医科大学睡眠学講座教授、2011年より医療法人社団絹和会睡眠総合ケアクリニック代々木理事長。睡眠総合ケアクリニック代々木は精神科、呼吸器内科、神経内科があり、睡眠障害の専門的な診断と、患者によりそう治療を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
【名医が疑問に答える決定版!】
【こんな人は必読!】
ぐっすり眠りたい!
夜中に何度も目が覚める!
睡眠薬だけに頼りたくない!
【眠りの質を高めるQ&Aガイド】
なかなか寝つけない、途中で何度も目が覚める、朝早くに目が覚め、その後眠れない‥‥これらの症状のせいで睡眠不足の状態が続いていて仕事中に疲労感を感じやすかったり、作業効率が悪くなったり、ミスばかり続いて困ったりしていませんか。こうした状況は「不眠症」といえます。
不眠症をはじめ、睡眠にまつわることで悩んでいる人は、年齢を問わず多くいます。こうした眠りに関する悩みを甘く見てはいけません。「寝不足くらい」とか「気合でがんばれ」などと切り捨てる人もいますが、それは大きな間違いです。睡眠不足によって重大な病気を招くことがあるだけでなく、ぐっすり眠れない背景には危険な病気が潜んでいることもあるからです。
また、治療に用いられる睡眠薬に関する誤解も多く、そのことが適切な治療を阻む理由になっていることも見過ごせません。
本書ではQ&A方式で睡眠に関するさまざまな悩みや疑問にお答えしながら、睡眠の重要性と、眠りの質・量を改善する方法を解説しています。睡眠のメカニズムをはじめ、不眠症を含む睡眠障害とはいったいどういう病気なのか、理解が深まります。
【本書の内容構成】
第1章 不眠にはさまざまなパターンがある
第2章 睡眠のメカニズムを知っておく
第3章 睡眠障害ってなに?
第4章 睡眠障害の治療法
第5章 生活習慣を改善して睡眠の悩みを解消する