内容説明
人と意見を出し合う。相談を習慣にする。体調を管理する。お金の使い方を学ぶ。進路を考える。相談する力があればうまくいく!さりげないサポートでゆっくりと確実にできることが増えていく。対応力を伸ばせる基本のスキル。
目次
1 思春期のソーシャルスキルとは(発達障害とは―思春期には一人ひとりの違いが目立つ;自閉症スペクトラムとは―雑談や友達付き合いがうまくできない ほか)
2 思春期の基本スキルは相談と自己管理(基本スキル(1)人と意見を出し合う―親子で話し合う機会をつくる
基本スキル(2)相談を習慣にする―トラブルがあったら親に相談する ほか)
3 生活のなかで「支援つきの試行錯誤」を(応用スキル(1)趣味をもつ―ゲーム以外の趣味をいくつか楽しむ
応用スキル(2)趣味をもつ―趣味の話をそこそこに切り上げる ほか)
4 親は黒子になってさりげなくサポート(サポートのコツ―芝居の「黒子」のように陰から支える;サポートのコツ―結論を出さず、ただ状況を整理して伝える ほか)
5 成人期に向けて親も試行錯誤する(親もスキルアップ―ゆっくりと確実に子離れする;親もスキルアップ―理想にとらわれず、現実がみえてくる ほか)
著者等紹介
本田秀夫[ホンダヒデオ]
信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長・診療教授。特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事。精神科医師。医学博士。1988年、東京大学医学部を卒業。同大学附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院、横浜市総合リハビリテーションセンター、山梨県立こころの発達総合支援センターなどをへて、2014年から現職。日本自閉症協会理事
日戸由刈[ニットユカリ]
横浜市総合リハビリテーションセンター児童発達支援事業所「ぴーす新横浜」園長。臨床心理士。臨床発達心理士。精神保健福祉士。筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。発達障害の人の幼児期から成人期へといたるライフサイクル全体への支援をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
本田 秀夫[ホンダ ヒデオ]
監修
日戸 由刈[ニット ユカリ]
監修