内容説明
進行を止める治療法はある!関節リウマチの正体から新しい薬物療法まで。正しい知識と動ける体を保つ生活術を徹底図解!
目次
1 リウマチ?それとも別の病気?(症状―指の小さな関節の痛み、腫れに注意を;症状が似ている病気―関節症状が現れる病気はいろいろある ほか)
2 知っておきたい関節リウマチのこと(関節に起きていること―免疫の異常で炎症が止まりにくくなっている;関節リウマチの進み方―昔とは大違い。進行は止められることが多い ほか)
3 薬と手術で関節リウマチを治す(進化した薬物療法―治療薬は様変わり。炎症を効果的に止める;薬物療法の進め方―効き方をみながら最適な薬を選ぶ ほか)
4 リハビリテーションで動ける体を保つ(リハビリの目的―関節を守り、日常生活を過ごしやすくする;チェックしてみよう―あなたの「暮らしやすさ」はどれくらい? ほか)
5 よい状態を長持ちさせる暮らしの工夫(長期治療のために―治療の「最適化」をはかって負担を減らす;長期的な見通し―「元気に長生き」が究極の目標になる ほか)
著者等紹介
山中寿[ヤマナカヒサシ]
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター所長。1980年三重大学医学部卒業。1983年東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター助手。1985年米国スクリプス・クリニック研究所研究員。2003年東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター教授、2008年より現職。同センターが2000年から取り組んでいる関節リウマチ患者を対象とした大規模調査であるIORRA(Institute of Rheumatology、Rheumatoid Arthritis)の生みの親(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
進行を止めるには? これからどうなる? 診断のつけ方から長期治療による体への影響や対処法まで徹底解説。不安に応える完全ガイドひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【進行を止める治療法はある!】
30 ? 50 代の女性が発症しやすい関節リウマチ。関節の痛みや変形、破壊を起こす病気として知られていますが、薬物療法の進展により、よい状態を長く保てるようになってきています。しかし一方で、治療は長期に及ぶため、薬物療法による身体的な影響や、生活面での不安を感じている患者さんも少なくありません。
本書では、関節リウマチの正体から診断までの流れと検査方法、新しい薬物療法までをわかりやすく解説します。さらに患者さんが快適な生活を送れるように日常生活でできる工夫の数々やリハビリも紹介。リウマチを疑っている人、診断がついた人、すでに治療を始めている人も、これからの長い経過を見通し、そのときどきで活用できる一冊となるでしょう。
*本書で紹介するデータの多くは、世界が注目する大規模患者調査IORRA(イオラ)に基づくもの。IORRA調査では寛解を達成できた患者さんは50%を超えている。
【本書の内容構成】
第1章 リウマチ?それとも別の病気?
第2章 知っておきたい関節リウマチのこと
第3章 薬と手術で関節リウマチを治す
第4章 リハビリテーションで動ける体を保つ
第5章 よい状態を長持ちさせる暮らしの工夫
【主なポイント】
*関節リウマチは免疫の異常が原因で起こる病気
*始まりは、関節の痛みや腫れ、こわばりから
*リウマチか、別の病気か? 他の病気との違いは痛い関節が腫れているかどうか
*血液検査だけでは断定できない。診断までの流れと検査方法
*より早くみつけるために受けておきたい関節エコー検査
*昔とは大違い。進行は薬物療法で止められることが多い
*第一選択薬、抗リウマチ薬メトトレキサートが効くしくみ
*新しい特効薬、生物学的製剤のメリット・デメリット
*薬で消えない痛み、変形は手術で治す
【まえがき】
【理解度チェック】ご存知ですか? 関節リウマチの最新知識
1 リウマチ? それとも別の病気?
2 知っておきたい関節リウマチのこと
3 薬と手術で関節リウマチを治す
4 リハビリテーションで動ける体を保つ
5 よい状態を長持ちさせる暮らしの工夫
山中 寿[ヤマナカ ヒサシ]
監修