内容説明
ADHDの人に必要な段取り力とは視野を広く長くもち、道筋をつける力です。頻発する遅刻や忘れ物、片づけられない…段取り力があればうまくいく。
目次
1 段取り力をつけるための五つの課題(トラブルの背景―段取りの悪さから生活がうまくいかない;段取り力とは―視野を広く長くもち、道筋をつける力 ほか)
2 職場での段取り力→信用と実績につながる(めざすところ―今の作業は全体のどの段階かを意識できる;遅刻をしない―到着にはプラス一五分の余裕をもたせる ほか)
3 家庭での段取り力→暮らしやすさにつながる(めざすところ―完璧をめざさず、七五点でもよい;てきぱき動く―「めんどう」なことを「やりたい」ことに ほか)
4 自分を励ましながら確かな段取り力を身につける(落ち込み―過去の失敗より成功したことを思い出そう;心身の疲労―無理をしていないか見直してみよう ほか)
著者等紹介
司馬理英子[シバリエコ]
司馬クリニック院長。医学博士。1978年、岡山大学医学部卒。1983年に同大学大学院卒業後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについての研鑚を積む。1997年、『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。日本で初めて本格的にADHDを紹介した同書は、なじみ深いキャラクターになぞらえたわかりやすい解説により、ベストセラーに。同年帰国し、司馬クリニックを開院。高校生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
動機づけ→計画立案→実行→見直し、あらゆる場面で役立つ段取り力。職場&家庭での実践法を大公開!ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【ADHDの人に必要な段取り力とは、視野を広く長くもち、道筋をつける力です】
ADHDの人が仕事や家事でうまくいかないのはなぜでしょう。それは目の前のことしか見ていないからです。前後を考えずに目の前にあることをこなすだけ。――このように場当たり的にする作業には連続性がありません。まるでひとつ一つが点のように散らばっています。
仕事や家事などをスムーズに進めるには、一つひとつの作業を点でとらえるのではなく、つながりをつけることから始めます。そのつながりが道筋です。道筋は視野を広くとりながら、先も見て考えます。
この道筋をつけるとき、足りないものを課題として補うことが大切です。とくにADHDの人が苦手とする「時間の管理」「ものの管理」「プランニング」「記憶の補強」「持続力」を課題として意識して進めます。そうすることで段取り力が身についていきます。
【本書の内容構成】
1 段取り力をつけるための5つの課題
2 職場での段取り力→信用と実績につながる
3 家庭での段取り力→暮らしやすさにつながる
4 自分を励ましながら確かな段取り力を身につける
まえがき
巻頭特集1 なぜうまくいかないんだろう
巻頭特集2 「段取り力」を身につけよう
1 段取り力をつけるための五つの課題
2 職場での段取り力→信用と実績につながる
3 家庭での段取り力→暮らしやすさにつながる
4 自分を励ましながら確かな段取り力を身につける
司馬 理英子[シバ リエコ]
監修