健康ライブラリースペシャル 発達障害の子の脳を育てる運動遊び―柳沢運動プログラムを活用して

著者:柳澤 弘樹【監修】
出版社:講談社

商品説明

内容説明

発達障害の子どもたちは、生まれつき脳の発達に凸凹があり、定型発達の子どもと脳の活動も異なることが報告されています。そのため、がまんできない、興奮を抑えきれないといった、生活での「生きづらさ」が表れます。本書の運動遊びは、脳にさまざまな刺激を与えるようにプログラムされています。とくに物事を順序立てて考えたり、意識をコントロールして集中するときなどに働く前頭前野で活性化し、落ち着きのない子も集中力がつき、気持ちのコントロールもうまくできるようになります。



目次

1 発達のかたよりが劇的に改善する(体験談―子どもが変わった―親や保育者の声;柳沢運動遊び・療育プログラム―発達が気になる子、発達障害の子に向く理由 ほか)
2 どれで遊ぶ?今日から始めよう(ケース―落ち着きが出て、話が聞けるようになった;やり方(動と静の要素が入るように意識する;覚えておきたい基本の動物ポーズ) ほか)
3 一人ひとりの特性に合った運動遊び(ケース―友達とうまく関われるようになった;表れ方―発達障害による特性の表れ方を知る ほか)
4 目標は「実行機能」を伸ばすこと(ケース―コミュニケーションがとれるようになった;目標―実行機能とは自分で考えて行動する力 ほか)



著者等紹介

柳澤弘樹[ヤナギサワヒロキ]
1982年、長野県生まれ。国際知的財産研究機構主任研究員。NPO法人運動保育士会理事。こどもプラス株式会社代表取締役。2010年、筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了。専門は運動を通した認知機能の向上と心の発達。父である松本短期大学の柳澤秋孝名誉教授がつくった「柳沢運動プログラム」をもとに、発達障害の子ども向けにアレンジした運動遊びを考案。全国の自治体で講演や支援をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

発達のかたよりが改善する! と評判の運動プログラム。家庭で取り組むコツから特性に合った運動の選び方までイラストで紹介。ひと目でわかるイラスト図解
《講談社健康ライブラリースペシャル》

【運動遊びで脳を育てる!】
発達障害の子どもたちは、生まれつき脳の発達に凸凹があり、定型発達の子どもと脳の活動も異なることが報告されています。そのため、がまんできない、興奮を抑えきれないといった、生活での「生きづらさ」が表れます。
本書の運動遊びは、脳にさまざまな刺激を与えるようにプログラムされています。とくに物事を順序立てて考えたり、意識をコントロールして集中するときなどに働く前頭葉が活性化し、落ち着きのない子も集中力がつき、気持ちのコントロールもうまくできるようになります。

【運動遊び 3つの効果】
1.落ち着きと集中力が身につく
2.やる気と自信が芽生える
3.自分で考えて実行する力が育つ

【家庭で楽しくできる運動遊び】
・その場かけっこ
・カンガルーのおつかい
・マリオネットジャンプ
・ガリバーバランス
・人間メリーゴーランド
・カカシの警備員など

【本書の構成】
1章 発達のかたよりが劇的に改善する
2章 どれで遊ぶ? 今日から始めよう
3章 一人ひとりの特性に合った運動遊び
4章 目標は「実行機能」を伸ばすこと

チェック 子どもに合った運動遊びのやり方
《1 発達のかたよりが劇的に改善する》
【体験談】 子どもが変わった――親や保育者の声
【柳沢運動遊び・療育プログラム】 発達が気になる子、発達障害の子に向く理由
【特徴】 動と静のメリハリで集中を持続させる
【可能性】 興奮しやすい子でも集中が得意な子になれる
【実践のコツ】 大人も本気で遊ぶから、やる気が起きる
【頻度とレベル】 子どものペースや個性を認めてあげる
【身につく】 運動で育てる三つの身体的な力
《2 どれで遊ぶ? 今日から始めよう》
【ケース】 落ち着きが出て、話が聞けるようになった
【やり方】 動と静の要素が入るように意識する
【運動遊び1】 遊びたくなるように雰囲気を盛り上げる
【運動遊び2】 静かな動きで集中&がまん
【運動遊び3】 音楽に合わせてリズミカルに動く
【運動遊び4】 対面で子どもと目と目を合わせて
【運動遊び5】 メリハリをつけて瞬間的に動と静をチェンジ
【運動遊び6】 指先まで慎重にコントロールする
【運動遊び7】 ストレッチで体のクールダウン
【運動遊び8】 片づけを遊びにして心を静める
《3 一人ひとりの特性に合った運動遊び》
【ケース】 友達とうまく関われるようになった
【表れ方】 発達障害による特性の表れ方を知る
【キレやすい】
【姿勢を保てない】 
【落ち着きがない】
【こだわりが強い】 
【感覚過敏】
【指先が不器用】 
【会話が苦手】
【言葉が遅い】 
【位置関係がつかめない】 
【集団に入れない】 
《4 目標は「実行機能」を伸ばすこと》
【ケース】 コミュニケーションがとれるようになった
【目標】 実行機能とは自分で考えて行動する力
【運動と脳】 全身を動かすから脳がバランスよく発達する
【心と脳】 ストレスや緊張が脳の発達を止めてしまう
【脳を育てる】 発達が気になる子は「前頭前野」の働きを高める


柳澤 弘樹[ヤナギサワ ヒロキ]
監修




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