内容説明
印象派が産声をあげる直前の19世紀パリ。画家マネのスキャンダラスな作品は官展落選の常連であったが、伝統絵画のイメージを自由に再構成するその手法こそ、デュシャン、ピカソ、ウォーホルら現代アートにも引き継がれてゆく絵画史の革命だった。模倣と借用によって創造し、古典と前衛の対立を超えてしまう過激な画家は、芸術のルールをいかにして変えたのか。謎めいた絵画作品の魅力と、21世紀へと続くその影響力に迫る。
目次
1 過去からマネへ(成熟するイメージ環境;イタリア絵画―ティツィアーノとラファエロ;スペイン絵画―ベラスケスとゴヤ;フランドル・オランダ絵画とフランス絵画)
2 マネと“現在”(近代都市に生きる画家;主題としてのパリ;画像のアッサンブラージュ;近代画家の展示戦略)
3 マネから未来へ(印象派―ドガとモネ;セザンヌとゴーガン;二十世紀美術―ピカソを中心に;マネと現代アート)
著者等紹介
三浦篤[ミウラアツシ]
1957年、島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフランス近代美術史、日仏美術交流史。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。パリ第4大学で文学博士号(美術史)取得。2015年、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
芸術のルールを根本から変えた過激な画家。マネを起点に描く西洋絵画史印象派より危険で、ピカソより前衛的──。
マネを起点に描き出す新たな西洋絵画史。
印象派が産声をあげる直前の19 世紀パリ。画家マネのスキャンダラスな作品は官展落選の常連であったが、伝統絵画のイメージを自由に再構成するその手法こそ、デュシャン、ピカソ、ウォーホルら現代アートにも引き継がれてゆく絵画史の革命だった。模倣と借用によって創造し、古典と前衛の対立を超えてしまう過激な画家は、芸術のルールをいかに変えたのか。謎めいた絵画作品の魅力と、21世紀へと続くその影響力に迫る。
三浦 篤[ミウラ アツシ]
著・文・その他