内容説明
黒装束を着て手裏剣を持ち、忍術を使い屋敷に忍び入る―。これらは、近世以降、小説や芸能の世界で作られてきた忍者のイメージに過ぎない。それでは実際、南北朝時代から活躍していた忍者とは一体何者なのか?ある時は敵国へ侵入し、放火、破壊、情報収集をおこなう戦闘員、またある時は大名屋敷や百人番所の警備員…。これまで解明されることのなかった忍者の実像を、歴史資料の研究によって明らかにする!
目次
序章
第1章 戦国時代の忍び
第2章 兵法から忍術へ
第3章 忍術書の世界
第4章 江戸時代の忍び
終章 変容する忍者
著者等紹介
山田雄司[ヤマダユウジ]
1967年、静岡県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。亀岡市史編さん室を経て、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻(日本文化研究学際カリキュラム)修了。博士(学術)。現在、三重大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
なぜ、「Ninja」は世界を熱狂させるのか? 作られた忍者像を一新!
なぜ、「Ninja」は世界を熱狂させるのか? 作られた忍者像を一新!
一口に忍者といっても、時代によってその姿を変えてきた歴史がある。あるときは城を守る警備員、あるときは適地に攻め込む戦闘員、あるときは村人に扮するスパイ……。今まで解明されることのなかった忍者の謎を、忍術書「萬川集海」や、数々の古文書などの資料を読み解き、歴史の観点から明らかにする!
【目次】
序章
第一章 戦後時代の忍び
一、忍びの起源/二、伊賀と甲賀/三、「忍び」の実際/四、伊賀衆の活動
第二章 兵法から忍術へ
一、中国兵法の受容/二、日本的兵法書の編纂/三、軍学書の成立/四、忍術書の成立
第三章 忍術書の世界
一、忍びとしての心構え/二、忍び込みの実際/三、忍びの身体/四、忍具/五、情報の伝達
第四章 江戸時代の忍び
一、織豊の伊賀/二、江戸暮らしの伊賀者・甲賀者/三、各地の忍び/四、江戸時代の忍術
終章 変容する忍者
一、近世から近代へ/二、伝承される忍術
あとがき
参考文献
【著者紹介】
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