出版社内容情報
全国でも数少ない、東大合格者数が100名となり、躍進を遂げる聖光学院。
どのような変革をおこなってきたのか、工藤校長が校長就任から20年の間に行われてきた実地での改革を深掘りします。
大きくは、不登校や保健室登校になっても留年させることをやめたり、習熟別クラスを廃止したりとといった改革。
そのほかにも、人生を生きていくことは悲しみを積み重ねていくものだという想いから、感性を磨くことで乗り越えていけるようにと、芸術やアウトドアなどの活動にも力を入れた教育を積極的に取り入れてきたこと。これらの情操教育は大学受験とは一見関係ないように見えるものの、結果として、自分で考え、生き抜く力を養えるだけでなく、成績も上がっていく結果に結びついています。
学力だけでなく、VUCAな時代でも生き抜いていける真の教育、思春期の男子との接し方など、家庭でも実践できるような参考になる話が詰まっています。