内容説明
感性の瑞々しい今だからこそ育める変容する力、立ち直る力、思考する力。次世代型教育のエッセンスを家庭でも!答えが1つではない不透明な時代に迷える親に寄り添い、導いてくれる金言が満載。
目次
01 息子の態度や考えていることがわからなくなったら
02 自立を促す中高生男子との家庭での関わり方
03 学校での思考する力・変容する力・立ち直る力を育む取組み
04 子も親も変容し続ける力が新時代を生きる鍵に
05 人や芸術との触れ合いが予測不能の困難から立ち直る力を養う
06 自ら思考する力で大学受験も社会も過渡期の時代を生き抜く
著者等紹介
工藤誠一[クドウセイイチ]
聖光学院中学校高等学校 校長。1955年横浜市鶴見区生まれ。明治大学法学部卒、同大大学院政治経済学研究科博士前期課程単位取得修了。1978年に母校である聖光学院中学校高等学校に奉職。事務長、教頭を経て2004年、校長就任、2011年から理事長にも就任。さゆり幼稚園園長、静岡聖光学院理事長・校長を兼務。神奈川県私立中学高等学校協会、私学退職基金財団、神奈川県私立学校教育振興会、横浜YMCAの各理事長、日本私立中学高等学校連合会副会長などの要職を務める。2016年、藍綬褒章を受賞(2025年1月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
全国でも数少ない、東大合格者数が100名となり、躍進を遂げる聖光学院。
どのような変革をおこなってきたのか、工藤校長が校長就任から20年の間に行われてきた実地での改革を深掘りします。
大きくは、不登校や保健室登校になっても留年させることをやめたり、習熟別クラスを廃止したりとといった改革。
そのほかにも、人生を生きていくことは悲しみを積み重ねていくものだという想いから、感性を磨くことで乗り越えていけるようにと、芸術やアウトドアなどの活動にも力を入れた教育を積極的に取り入れてきたこと。これらの情操教育は大学受験とは一見関係ないように見えるものの、結果として、自分で考え、生き抜く力を養えるだけでなく、成績も上がっていく結果に結びついています。
学力だけでなく、VUCAな時代でも生き抜いていける真の教育、思春期の男子との接し方など、家庭でも実践できるような参考になる話が詰まっています。