内容説明
20万以上の将兵が失われた無謀な作戦の内幕。懲罰大隊で多くの同胞の死を見届けた軍曹グノートケ、上層部の無謀な命令のもと戦車連隊を指揮した大佐フィルスホーフェン、包帯もモルヒネもないまま無数の負傷兵を手術し続けた軍医フート、片腕を失いながら率いた大隊が壊滅した中尉ラウコウ―ソ連軍に包囲され、退路を失い崩壊するドイツ第六軍で、彼らは次々に仲間を失っていく。史上最悪の「絶滅戦争」、その最前線の群像を描く。
目次
1 まずグノートケがいた
2 そしてフィルスホーフェンがいた
3 一二六高地奪取される
4 小さな部屋、はだかのままの壁、白いカーテン
5 致命的打撃は南からきた
6 第二九七歩兵師団
7 ゲンネルン将軍とフェンネコール将軍
著者等紹介
プリーヴィエ,テオドール[プリーヴィエ,テオドール] [Plievier,Theodor]
1892年、ベルリン生まれ。第一次世界大戦中に海軍に従軍、ヴィルヘルムハーフェンの水兵蜂起に参加した。幼少期より文学や哲学に関心があり、戦後は執筆・出版活動に専念。1929年に最初の著書を出版した。33年、ソビエト連邦へ亡命したが、後にソ連占領地域へと戻り、47年には西側へと移住、53年にはスイスに渡った。55年逝去。本作は、戦後ドイツで最初に出版された作品のひとつであり、10カ国語以上に翻訳されて世界的ベストセラーとなった
向後英一[コウゴエイイチ]
1908年、千葉県生まれ。東京帝国大学法学部卒。毎日新聞社外信部、海外特派員、論説委員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
【20万以上の将兵が失われた無謀な作戦の内幕】
懲罰大隊で多くの同胞の死を見届けた軍曹グノートケ、上層部の無謀な命令のもと戦車連隊を指揮した大佐フィルスホーフェン、包帯もモルヒネもないまま無数の負傷兵を手術し続けた軍医フート、片腕を失いながら率いた大隊が壊滅した中尉ラウコウ――ソ連軍に包囲され、退路を失い崩壊する第六軍で、彼らは次々に仲間を失っていく。史上最悪の「絶滅戦争」、その最前線の群像を描く。
解説:大木毅
〈人を殺し町や村を焼けという命令が、最後の一兵まで最後の一弾まで戦えという命令が下されて、その命令はいまだに実行されている。ここ三日のあいだ、軍司令部からは全然命令が出されていない。軍団も黙っている。軍団から命令が出なくなってから、もう二日になる。それなのに戦闘は続けられている〉(第7章より)
【目次】
1 まずグノートケがいた
2 そしてフィルスホーフェンがいた
3 一二六高地奪取さる
4 小さな部屋、はだかのままの壁、白いカーテン
5 致命的打撃は南からきた
6 第二九七歩兵師団
7 ゲンネルン将軍とフェンネコール将軍
新版解説――現場に据えられた視座 大木毅
【目次】
1 まずグノートケがいた
2 そしてフィルスホーフェンがいた
3 一二六高地奪取さる
4 小さな部屋、はだかのままの壁、白いカーテン
5 致命的打撃は南からきた
6 第二九七歩兵師団
7 ゲンネルン将軍とフェンネコール将軍
新版解説 大木毅