内容説明
天才物理学者アルバート・アインシュタインは、わたしたちの世界観を一変させてしまう相対性理論を生みだしました。その理論は、時間と空間についてのまったく新しい考え方で、宇宙の仕組みをはじめ、その発生や消滅などの大問題をとくきっかけとなる画期的なものでした。彼はまた、平和運動や人権を守る運動に対して貢献し、独創的な考えで、人間の自由と正義、平等という問題にも積極的にとりくみました。アインシュタインは、科学的な業績だけでなく、その生き方や人柄においても、多くの人の心をとらえ、世界じゅうの人たちに影響をあたえつづけているのです。小学中級から大人まで。
目次
真実か、それともでたらめか
光はいつもまっすぐ進むわけではない
世界を変えた理論
天才の誕生
学校での成功
神と自然界
ドイツをはなれる
仕事さがし
結婚
絶対空間と絶対時間
光の速度をはかる
アインシュタインの答え
新しい世界観
離婚
病気と回復
量子力学
さらに国際的な賞を受賞
ユダヤ人との団結
ナチズム
原子爆弾
「戦争には勝利したが、平和は勝ちとられていない」
天才の死
「永遠の未来のためのもの」〔ほか〕
出版社内容情報
相対性理論を生み出し思想家としても、独創的な考えで自由と平等という問題に取り組んだ天才物理学者の生涯を追う。 小学校高学年から