内容説明
パストゥールは、19世紀初めフランスの小さな町で生まれました。内気で神経質な少年でしたが、家族や友だちの肖像画を描くことはうまく、それにより、彼は正確に観察することや一心に集中することを学んだようです。後年、微生物が伝染病の原因であることを明らかにできたのは、失敗しても頑張りぬき、実験をくりかえし、細心の注意を払ったからなのです。彼は、自分の愛する科学研究に没頭し、人類に大きく貢献したのです。小学中級から大人まで。
目次
純粋な空気をもとめて
正しいはずなのに
大きな論争
伝染病理解への鍵
反対する人たち
顕微鏡
スパランツァーニの研究
自然発生説に疑問
微生物は分裂する
自分だけのはじめての研究
パストゥール夫人
化学の教授としてリールへ
細菌について
細菌説の予言
科学に献身する日々
悲しみから、半身不髄に
ひとつの微生物が、ひとつの病気を
たんそ病ワクチン
狂犬病にかかった少年
パストゥールの晩年
パストゥールの遺産〔ほか〕
出版社内容情報
失敗を恐れず実験を繰り返し、微生物が伝染病の原因である事を明らかにし、人類に大きく貢献したフランスの科学者。 小学校高学年から