内容説明
生きがいか?搾取か?シニアワーカーの過告な実態に迫る やりがい、社会参加、生涯現役―美談にされがちな「働くシニア」。しかし、現実は年金だけでは暮らしていけず、食べていくために、もしくは自立できない子どものために、不利な条件で労働せざるを得ないケースが少なくない。気鋭の労働ジャーナリストが、21人の高齢労働者に密着し、その素顔と、社会に潜む歪みを照らし出す。
目次
第1章 終わらない「子育て」
第2章 「貯蓄ゼロ」の実態
第3章 2000万円では足りない
第4章 シニア・ケアラー
第5章 プライドのゆくえ
第6章 孤独のトンネルを抜けて
著者等紹介
若月澪子[ワカツキレイコ]
1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「貧困」「孤立」「生きがい」そして「終わらない子育て」??激増すいるシニアワーカーが働き続ける理由をひもとき、労働や家族の形が変容する社会のリアルを描く。気鋭のジャーナリストによる渾身のノンフィクション。
【目次】