朝日選書 村上春樹で出会うこころ

著者:河合 俊雄【著】
出版社:朝日新聞出版

商品説明

内容説明

無意識が導き、夢が誘う「出会い」の謎。その先には何があるのか―。村上春樹の短編作品を通して、出会いの本質とこころの深層を見事に活写する書き下ろし。



目次

プロローグ デタッチメントと出会い 「パン屋再襲撃」
第一章 偶然の出会い〜出会いの偶然 「偶然の旅人」
第二章 ポストモダン的出会い 「石のまくらに」
第三章 別の出会いから本質としての謎 「クリーム」
第四章 別の出会いと癒やし 「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」
第五章 出会いとフィクション 「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」
第六章 出会いの影 「謝肉祭(Carnaval)」
第七章 出会いと自分の影 「一人称単数」



著者等紹介

河合俊雄[カワイトシオ]
1957年生まれ。臨床心理学者、臨床心理士・公認心理師。京都大学大学院教育学研究科博士課程中退。Ph.D.(チューリッヒ大学、1987)、ユング派分析家資格取得(1990)。甲南大学助教授、京都大学大学院教育学研究科教授、京都大学こころの未来研究センター教授・センター長を経て、京都こころ研究所代表理事。IAAP(国際分析心理学会)会長(2019‐22)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

出会いとは何か。そこでは何が生まれているのだろうか。村上春樹の短編集『一人称単数』を中心に、臨床心理学者が各作品を一つの夢のように読み解きながら、出会いの本質にスリリングに迫る。初期の村上作品では「出会い損ね」が描かれていたが、『一人称単数』では人と人との出会いが見事に生まれている。そこにはデタッチメント(孤立)からコミットメント(関与)への変化も見られる。このような出会いについて、心理療法の手法も応用しながら「どのようにして出会いは可能になるのか」を解き明かす試みが本書である。出会いにおいて共有される芸術作品などの重要性、出会いがシフトした先に生まれる意外な深まりなども辿りながら、出会いがいかに癒やしをもたらすのかについても考察する「こころ」の探究書。




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